千葉ロッテマリーンズ梶原 紀章広報メディア室長 撮影 加藤夏子

マリーンズ広報のよもやま話 第9話

千葉ロッテマリーンズ

 SNS強化を始めたのは2015年からだ。まずはYouTubeに目をつけた。これはユーチューバーと言う言葉にも代表されるように世間一般的に認知度が高くなっていると感じたからだ。またYouTubeの特徴として見る予定ではなかった動画もおススメリストに表示され、興味本位に見てもらえる可能性も高い。そして動画が面白ければ話題となり拡散され、さらにみられる可能性が高く千葉ロッテマリーンズが「面白いことをしている球団」と認知されると思ったからだ。

 最初は手探りで、少しずつ公開映像の範囲を広げ、今に至る。グラウンドからロッカーへ。さらにウェートルーム、ブルペンへ。開幕前のミーティングからドラフト会議前日のスカウト会議の様子から当日の様子へ。そしてドラフトで指名された選手が契約する瞬間や自主トレの様子、卒業式とどんどん広がっていった。監督、首脳陣、選手たちの理解と協力もありどんどん面白い動画を撮影できるようになりスタートして3年後の17年ぐらいには「千葉ロッテマリーンズのYouTubeが面白い」と認知されるようになった。

 特に最近、手ごたえを感じるのは選手の反応だ。オールスターゲームでもロッカーやベンチでカメラを回させてもらったが他球団の選手も「ああ、これが広報が撮影しているカメラですね。いつも見ていますよ」と声をかけてくれた。ソフトバンクの内川選手はほぼすべての動画を見ているのではないかと思うほど、細かく感想を言ってくれた。セ・リーグでも中日の京田選手は「あの動画とか好きです」と感想を言ってくれた時には本当に感動した。アマチュア球界にも浸透しており、ドラフト指名をした直後に選手に会いに行くと「YouTubeで見ています」と言ってくれる。

 YouTubeの影響力の高さには驚くばかりだ。当初は千葉ロッテマリーンズの独占市場に近かったが、最近ではライバル球団も積極的にYouTubeに動画配信を行っており、危機感を感じている。現状ではまだ再生回数12球団1位の座は守っているが、これから先は熾烈になるだろう。ただ、なんとしても「千葉ロッテマリーンズのYouTubeは面白い」と定着している評判は維持したいと考えている。

 あまりユーチューバー的な思考になってしまうと過激になってしまいそうで怖いが、今後も千葉ロッテマリーンズの魅力、素晴らしさを映像を通して知ってもらい、それこそファンの皆様に感情移入をしてもらえる材料を提供したいと思っている。最近は私ではなく同じく広報メンバーの高橋薫と手嶌智が主に試合前の円陣の動画と試合後のWE AREの動画の撮影を担当してもらっているが、一カ月に一回ぐらいは自分も撮影しないとウズウズしてしまう(最近で撮影したのはオールスター動画と新外国人選手マーティンの自主トレ動画)。さて、次はなにを撮ろうか。いつもYouTube内に出るコメントをヒントにしながら考えたりもするのでファンの皆様、もしお会いする機会があったらぜひ貴重なアイデア、ご意見を教えてください。

文・千葉ロッテマリーンズ広報メディア室 梶原 紀章(かじわら・のりあき)

 1976年8月18日生まれ、大阪府吹田市出身。東京都私立郁文館高校〜関西大学。99年に産経新聞社に入社後、サンケイスポーツ運動部に配属し、00年にオリックス担当、01年から04年まで阪神担当。05年に千葉ロッテマリーンズに入団し主に広報業務を担う。11年にはチケット営業も経験。現在は広報メディア室室長

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