マリーンズ広報のよもやま話 第4話

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【千葉ロッテマリーンズの梶原紀章広報メディア室長 撮影 加藤夏子】

 子供がオリックスの吉田正尚外野手の大ファンだ。家で野球中継を見ていても吉田正尚選手が出てくると「マッチョマンだ!」と色めき立ち、先日、オールスターの時に私がオリックスの広報からもらった正尚チャンスダンベルというグッズを持ち出して応援をする。

 この事についてオリックスの方々とも話をしたが、やはりこのように枕詞というかその選手を象徴するようなニックネームがある方が子供やまだ野球にあまり興味がない人に響くと私は思う。だから吉田選手はマッチョマンなのだ。あの長打力を簡素に表現する方法としてマッチョマンはピッタリだと思う。その言葉に子供たちは憧れ、応援したいと思うのだ。

 オリックスの本拠地京セラドームではチャンス時に吉田正尚選手が打席に登場するとオリジナルの映像が流れ、The Village PeopleのMacho Man(マッチョマン)の曲が流れる。この演出は素晴らしいの一言。正直、悔しい(嫉妬する)。千葉ロッテマリーンズも出来る限り、この事例ではないが選手一人ひとりに枕詞のようなものを作り上げること(もしくは自然と出来上がったものを浸透してもらう作業)を大事にしていきたい。ちょっとしたキッカケを作って感情移入をしてもらい、より多くの人に千葉ロッテマリーンズを好きになってもらいたいと思っている。

文・千葉ロッテマリーンズ広報メディア室 梶原 紀章(かじわら・のりあき)
 
 1976年8月18日生まれ、大阪府吹田市出身。東京都私立郁文館高校〜関西大学。99年に産経新聞社に入社後、サンケイスポーツ運動部に配属し、00年にオリックス担当、01年から04年まで阪神担当。05年に千葉ロッテマリーンズに入団し主に広報業務を担う。11年にはチケット営業も経験。現在は広報メディア室室長。

 
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