勝ち点1差で迎える頂上決戦。首位の座を懸け、レアルとアトレティコがマドリーダービーに挑む

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2月8日(土)の現地時間21時より、レアル・マドリーとアトレティコ・デ・マドリーによる「ELDERBI DE MADRID(マドリーダービー)」がサンティアゴ・ベルナベウにて行われる。勝ち点1差で首位を争う2チームによる今季2度目のマドリーダービーは、2024/25シーズンのタイトルレースを決定付ける可能性のある、極めて重要な大一番だ。

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アトレティコは第19節オサスナ戦の勝利により首位に浮上した喜びもつかの間、翌週にはレガネスに0ー1で敗れて2位に後退。この試合で公式戦15連勝の流れが途絶えると、第21節ビジャレアル戦も1ー1で引き分け、首位レアル・マドリーに4ポイント差を付けられた。それでも前節マジョルカ戦では3戦ぶりに勝ち点3を獲得。同日にレアル・マドリーが敗れたことで、その差を1ポイントに縮めて今週末の直接対決を迎えることになった。

一方のレアル・マドリーは公式戦5連勝の勢いと共に前節エスパニョール戦を迎えたものの、この試合では攻撃陣が軒並み不発。さらには終盤に痛恨の失点を許し、ラリーガ EA SPORTS では昨年12月4日のアトレティック・クルブ戦以来、7戦ぶりの黒星を喫している。

前節マジョルカ戦ではサムエル・リノとアントワーヌ・グリーズマンがゴールを挙げ、2ー0で勝利。3戦ぶりに勝ち点3を加え、レアル・マドリーとの差を1ポイントに縮めた 【(C)LaLiga】

レアル・マドリーは前節エスパニョール戦で7戦ぶりに黒星。攻めては再三のチャンスを生かせず、カウンター1発に沈んだ 【(C)LaLiga】

レアル・マドリーにとって今節は、勝てば再び勝ち点4差を付けられる大きなチャンス。だがここまで僅か14失点の堅守を誇るアトレティコからゴールを奪うことは簡単ではない。とりわけアウェーでの7失点はレアル・ソシエダと並びリーグ最少で、守護神ヤン・オブラクはレアル・ソシエダのアレックス・レミロの11試合に次ぐ10試合で完封を達成している。

レアル・マドリーは全公式戦を含めた過去6度のアトレティコ戦で1勝しか挙げられていない。最後の勝利は2ー1で制した2022年9月のアウェー戦で、ラリーガ EA SPORTS では過去4戦のうち3試合を1ー1の引き分けで終えている。今季第8節の対戦はそのうちの一つで、レアル・マドリーのエデル・ミリタンが先制ゴールを挙げるも、アトレティコのアンヘル・コレアが終盤に同点弾を決めている。

一方のアトレティコも、ベルナベウでのダービーは2016年2月の対戦を最後に勝利から遠ざかっている。52分にグリーズマンが唯一のゴールを記録したこの試合まで、ラリーガ EA SPORTS ではベルナベウで3連勝中だった。ところが以降の8試合は5分3敗と一転して勝てなくなり、半数の試合を無得点で終えている。

カルロ・アンチェロッティ、ディエゴ・シメオネ両指揮官の通算対戦成績は8勝7分8敗と、全くの五分。今回も戦前の予想は難しく、ディティールが勝敗を左右する可能性が高い。唯一はっきりしているのは、3位バルセロナも含めたタイトルレースが近年稀に見るほど白熱していることだけだ。

今季第8節のダービーではコレアが土壇場で同点ゴールを挙げ、アトレティコが1ー1のドローに持ち込んでいる 【(C)LaLiga】

2022年9月、アトレティコホームのダービーはロドリゴ・ゴエスとフェデ・バルベルデがゴールを挙げ、レアル・マドリーが2ー1で制している 【(C)LaLiga】

2016年2月のダービーではグリーズマンが唯一のゴールを挙げ、アトレティコが敵地から勝ち点3を持ち帰った 【(C)LaLiga】

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