第24戦 アブダビ GP
12/8(Sun)22:00スタート
終了 決勝 ラップ: 58 /58
天気:晴れ時々曇り
気温:25.9°C
路面状況:ドライ
路面温度:29.4°C
F1今季最終戦、第24戦アブダビGP決勝は日本時間22時にスタートします。
会場はアラブ首長国の沿岸リゾート地に造られたヤス・マリーナ・サーキット。未来的な施設に囲まれ、2009年からF1が開催されています。
全長は5.281km。約1.2kmと長いバックストレートが特徴で、前半の高速レイアウトに対し、後半は低速コーナーが連続するテクニカルなコース。最大のパッシングポイントはバックストレートエンドですが、全体としては抜きづらいレイアウトのためスターティンググリッドが大きな意味を持ちます。DRS(空気抵抗低減システム)ゾーンはターン5後のバックストレート、そこからシケイン(ターン6~7)を抜けた後の高速セクション、全2カ所に設定されています。
昨日の予選で1分22秒595の最速タイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)。今季8回目のポールポジション獲得です。
2番手はコンマ209秒差のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。コンストラクターズ・タイトルに王手を掛けているマクラーレン勢は盤石のワンツー体制からスタートします。
3番手は逆転でコンストラクターズ・タイトルに望みをつないでいるカルロス・サインツ(フェラーリ)。4番手タイムだったニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がピット出口追い越しで降格となったためマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4番グリッドに繰り上がり。
5番手が終盤戦で気を吐いているピエール・ガスリー(アルピーヌ)。6番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)。
7番手に3グリッド降格したヒュルケンベルグ。8番手がフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。
9番手にバルテリ・ボッタス(ステーク)、10番手セルジオ・ペレス(レッドブル)。
11番手に角田 裕毅(RB)。昨年8位と健闘したこの地で上位進出を狙います。
12番手リアム・ローソン(RB)、13番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、14番手ケビン・マグヌッセン(ハース)。
15番手が周 冠宇(ステーク)、16番手はアクシデントでQ1敗退となったハミルトン、17番手に今回デビューのジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)。
18番手がパーツ交換で5グリッド降格のアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)。19番手にパワーユニット部品交換で10グリッド降格のシャルル・ルクレール(フェラーリ)。20番手が5グリッド降格のフランコ・コラピント(ウイリアムズ)。
全20台、58周で争われます。
昨年のアブダビGPはフェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンで優勝。ここでは過去ハミルトンが5勝、フェルスタッペンが4勝、ボッタスが1勝を挙げています。
天候はほぼ晴れ、路面はドライ。
コース上ではアラブ首長国連邦国歌が演奏されています。
レコノサンス・ラップの際、マグヌッセンにピットロードでのスタート練習があったとしてレース後の審議となっています。
スタートまで10分を切り、各ドライバーがマシンに乗り込みます。
ノリスを先頭にフォーメーションラップがスタートしました。
気温27度、路面温度32度。
ノリスがストレートに戻ってきてグリッドに着きます。
スタート!
グリッドから距離が近く混戦のターン1。
フェルスタッペンとピアストリがターン1で接触してスピン!
先頭はノリスがキープ。2番手サインツ。
フェルスタッペンは11番手で競争に戻っています。
角田は19番手に順位を落としています。
セクター1でスピンしていたペレスがコース後半でストップ。マシンを降りています。VSC(バーチャルセーフティーカー) が出ています。
VSC走行中。先頭はノリス、2番手サインツ。以下ガスリー、ラッセル、ヒュルケンベルグ。
VSC終了。競争再開です。
3番手ガスリーにラッセルが襲いかかります。
フェルスタッペンは10番手、ピアストリ18番手。
角田は16番手走行中。
1周目、フェルスタッペンとピアストリの接触について審議。
ピアストリに追突されていたコラピントがピットイン。ピアストリもピットインしてタイヤ交換。
フェルスタッペンに10秒ペナルティ。
1周目、ペレスと接触していたボッタスに10秒ペナルティ。
ルクレールがマグヌッセンを抜いて7番手浮上。
先頭はノリス。2秒6離れてサインツ。
3番手ガスリー以下がラッセル、ヒュルケンベルグ、アロンソと続く接戦になっています。
フェルスタッペンが8番手マグヌッセンに接近。
先頭ノリスとサインツの差が3秒以上に。
ピアストリに10秒ペナルティ。
フェルスタッペンがマグヌッセンをパス。8番手浮上。
先頭はノリス。3秒離れてサインツ。その4秒後方にガスリー。
ルクレールがストレートでアロンソをかわていきます。6番手浮上。
3番手ガスリーの背後からラッセルがプレッシャーをかけ続けていますが、ガスリーも防戦。
10番手ストロールがピットイン。
11番手争いでローソンとハミルトンがバトル。なんとかローソンがポジションを守ります。
ルクレールがヒュルケンベルグを抜いて5番手へ。
フェルスタッペンがホームストレートでアロンソをパス。7番手へ。
マグヌッセン、アルボン、周がピットイン。
先頭はノリス。3秒5離れてサインツ。さらに8秒後方にガスリー。
5番手ヒュルケンベルグがピットイン。アロンソも入ります。
ヒュルケンベルグは11番手、アロンソ12番手で復帰。
3番手ガスリーがピットイン。
ガスリーは10番手で復帰。
3番手ラッセルの背後からルクレールが接近。
スタート違反で周に5秒ペナルティ。
同様にスタートについて審議されていたアルボンはお咎めなし。
先頭はノリス、4秒離れてサインツ。さらに10秒後方にラッセル。
ステイアウトしている角田は8番手を走っています。
その角田の背後にガスリーが接近。
ガスリーがバックストレートで角田を抜いていきますが、セクター3で角田も対抗。しかし、最終的にガスリーが前へ。
ルクレールが3番手ラッセルのDRS圏内に入ってプレッシャーを掛けます。
ストロールにトラックリミット違反で黒白旗。
ヒュルケンベルグが角田を抜いて9番手へ。
4番手ルクレールがピットイン。
ルクレールはガスリーの後ろ、8番手で戻りました。
6番手ローソンにガスリーが接近。
さらにガスリーの背後からルクレールも接近。
角田ピットイン。
ストレートでガスリーがローソンを抜きます。6番手浮上。
さらにルクレールもローソンをパス。
ガスリーとルクレールの6番手バトルも白熱。
ローソンがピットイン。
ルクレールがバックストレートでガスリーを抜いていきます。6番手浮上。
角田は15番手走行中。
ローソンが再ピットイン。
2番手サインツがピットイン。
ローソンは1度目のピットの作業ミスでナットが締まっていなかったようです。
ノリス、ラッセルがピットイン。
ローソンはピットでのアンセーフリリースが記録。
先頭はノリス、1秒6後方にサインツ。3番手はステイアウトのフェルスタッペン。4番手ハミルトン。
ラッセルがガスリーをかわして6番手へ。
サインツがファステストラップ。
コラピントがピットに戻ってリタイヤ。
先頭はノリス、2秒後方にサインツ。さらに7秒離れてフェルスタッペン。
7番手ガスリーにヒュルケンベルグが接近。
フェルスタッペンがピットイン。10秒ペナルティを消化します。
角田に黒白旗。
マグヌッセンがピットイン。
フェルスタッペンは11番手でコース復帰。
セクター2でボッタスにトラブル。
ボッタスはタイヤをロックさせマグヌッセンと接触していました。
ボッタスはピットイン。
フェルスタッペンがファステストラップ。
先頭はノリス、2秒離れてサインツ。3番手がステイアウトのハミルトン。
ピアストリがピットイン。10秒ペナルティを消化。
ソフトタイヤを履いているマグヌッセンがファステストラップ。
ピアストリは15番手でコース復帰。
3番手ハミルトンがピットイン。
ハミルトンは7番手で復帰。
ハミルトンにアロンソがバトルを仕掛けるも防戦。ハミルトン、アロンソ、フェルスタッペンと接近戦になっています。
先頭はノリス。3秒離れてサインツ。さらに20秒後方にルクレール。
フェルスタッペンがアロンソをかわして7番手へ。
角田は12番手走行中。6秒前に周、7秒後方にドゥーハン。
8番手アロンソがピットイン。
アロンソは角田の後ろの12番手で復帰。
ピアストリがストロールを抜いて14番手へ。
8番手ヒュルケンベルグの後方に好ペースのハミルトンが接近しています。
周がピットイン。
ハミルトンがヒュルケンベルグをパス。6番手浮上。
ストロールがストレートでドゥーハンをパス。ドゥーハンも果敢にその後のセクションでバトルを挑みますが及びません。
5番手ガスリーにハミルトンが急接近。
ハミルトンがバックストレートでガスリーをかわしていきます。5番手浮上。
先頭はノリス。5秒離れてサインツ。さらに20秒後方にルクレール。
フェルスタッペンがヒュルケンベルグをパスして7番手へ。
フェルスタッペンはさらにガスリーを視界に捉えています。
フェルスタッペンがガスリーの後方1秒以内に迫っています。
アロンソが角田に迫り10番手バトル展開中。
フェルスタッペンがガスリーをかわして6番手に。
アロンソが角田をパス。さらに後方からピアストリが狙っていましたが、ピアストリがコントロールミスでコースオフ。
ピアストリはコースに戻り、再び角田の背後を狙います。
先頭はノリス、6秒離れてサインツ。さらに21秒後方にルクレール。
ピアストリが角田をパス。しかし、すぐ角田が仕掛けてポジション奪還。
残り10周。
ピアストリが再び角田を抜きます。ピアストリ11番手、角田12番手。
6秒あったノリスとサインツの差が5秒2まで縮小。
14番手を巡り、周とドゥーハンがバトル。
フェラーリがピット準備中。ファステストラップのポイントをを狙う作戦?
ストロールと角田がバトル。角田が12番手を守ります。
周がドゥーハンをかわして14番手へ。
ストロールがスローダウン? ブルーフラッグでフェラーリを前に行かせていたようです。
ピアストリがアルボンを抜いて10番手へ。
先頭はノリス。7秒離れてサインツ。さらに22秒後方にルクレール。
角田は12番手。後方1秒以内から再びストロールが迫っています。
残り3周。
ノリスとサインツの差は7秒5。
ストロールが角田を抜いて12番手へ。
4番手ラッセルの1秒2差までハミルトンが接近。
ラッセルとハミルトンの差が1秒切りました。
ファイナルラップ。
セクター2にイエロー。
ターン5のコースサイドでローソンがストップ。
イエローはクリア。
ノリスがトップでチェッカー!
ハミルトンがラッセルをかわして前へ。
2位サインツ、3位ルクレール、4位ハミルトン。
角田は13番手でフィニッシュしています。
アブダビGP優勝は見事なポール・トゥ・ウィンのノリス。マクラーレンが26年ぶりのコンストラクターズ・チャンピオンに輝きました。
2位は5秒832差でサインツ。3位にルクレールが入りました。
4位にハミルトン、5位ラッセル、6位フェルスタッペン。
7位にガスリー、8位ヒュルケンベルグ、9位アロンソ、10位ピアストリ。
以上10人がポイント獲得です。
角田はスタートのトラブルで最後尾までポジションを落としたのが響き、懸命の挽回を見せたもののトップから1週遅れの12位でした。
これで今季のF1は全日程を終了。ドライバーズ・チャンピオンはフェルスタッペン、コンストラクターズ・チャンピオンはマクラーレンという結果になりました。来季は3月16日決勝のオーストラリアGPから開幕します。各チームの体制も変わり、ますます激しいバトルが繰り広げられるはずです。期待しましょう。