【J1第4節 番記者通信簿】紫の2クラブが高評価を獲得! 待望の「今季初」と「圧巻ルーキー」で同率トップに

【画像提供:エル・ゴラッソ】

 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の番記者が担当クラブの直近試合の出来を通信簿形式で振り返る本企画。J1第4節で最も高い合計点を叩き出したのは、紫がクラブカラーの京都と広島。それぞれウノゼロで白星をつかんでいる。一方で、浦和が2節続けて最低評価点数となったほか、横浜FMは2012年以来となる開幕4戦未勝利に。早期に“光”を見いだしたいところだろう。

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 なお、通信簿は6つの評価項目と番記者の短評および総評で構成。6つの評価項目の合計点に応じて上図の総合評価をつけている。評価項目の概要、採点基準、総合評価基準は以下のとおり。

【評価項目】
①ゲーム支配
②個人パワー
③スタイル発揮
④球際
⑤リレーション(選手のつながり)
⑥興奮度

【採点基準】
9~10点:すごく良い
7~8点:良い
5~6点:及第点
3~4点:ややもの足りない
0~2点:次節に期待
※採点は1点刻みで評価

【総合評価基準】
S:49~60点
A+:43~48点
A-:37~42点
B+:31~36点
B-:25~30点
C:13~24点
D:0~12点

 それでは、各クラブの通信簿を見ていこう。

A+ランク 京都(総合評価点:46)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:雨堤 俊祐】
【総評】プレスが効く良い時間帯と回避される苦しい時間帯の両方があったが、個人も組織も最後まで瓦解しなかった。プレスと球際の強さで相手のミスを誘発した決勝点は、スタイルを発揮してのもの。終盤にラインや距離間が乱れなかったのも、前節・神戸戦の反省を活かせている。最後までしのぎ切って今季初勝利をつかんだことで、興奮度も高く評価した。

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A+ランク 広島(総合評価点:46)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:寺田 弘幸】
【総評】前半のチャンスを決め切れずに得点を重ねられなかったことは反省点だが、相手に勝機を与えることなく試合を進め、交代選手がチームのギアを上げて勝利をつかんだ。決勝点を挙げた中村草太は試合を通してスピードで相手に脅威を与え続けた。ルーキーながらチームの大きな武器になっている。

A+ランク 鹿島(総合評価点:43)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:田中 滋】
【総評】ホーム3連戦で3連勝。サポーターの力も借りて、どっちに転ぶか分からない試合を見事に勝ち切った。60分過ぎから畳みかけ、流れを手繰り寄せてしまう力強さ。新しくやろうとしているサッカーが決してできているわけではないが、鹿島らしさを発揮して勝点3を手にした。

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A+ランク 新潟(総合評価点:43)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:野本 桂子】
【総評】球際の強さ、切り替えの早さ、相手の背後を取るための動き出しなど、今季取り組んできたことは各局面で表現。3試合続いていたセットプレーでの失点がなくなったほか、今季初めて複数得点を奪えたこと、攻撃のメリハリづけなど、開幕してから見えていた課題も修正している。足りないのは結果だけだ。

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A-ランク 柏(総合評価点:39)

【画像提供:エル・ゴラッソ】

【担当記者:藤井 圭】
【総評】前半の早い段階でリードを奪ったことで、余裕のある試合展開に持ち込めた。ただ、後半は受けに回ってしまったため、ゲーム支配などはあえて厳しめに採点。さらに上を目指すなら、後半に相手の攻撃を受けつつも3点目を取って息の根を止めたい。

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著者プロフィール

Jリーグを中心にお届けする日本唯一のサッカー専門新聞。J1J2全40クラブ番記者の現地取材をもとに迫力あるビジュアルで、全試合のプレビュー、マッチレポート、インタビューなどの特集を配信中。表紙コンビニプリントも好評販売中!

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