五十嵐亮太のプロ野球キャンプリポート2025

【中日・DeNA編】五十嵐亮太の沖縄キャンプ取材に密着 各チームのキーマンたちに直撃成功!

構成:スリーライト

DeNA:筒香嘉智が語る「間の取り方」の課題とは?

筒香嘉智に話を聞く五十嵐さん。キャンプでの課題と手応えとは? 【写真:スポーツナビ】

 午後はDeNAのキャンプ地である宜野湾市の「ユニオンですからスタジアム宜野湾」へ。しかし、その日は中日の2軍との練習試合(読谷村)に若手選手が参加するため、チーム練習が早く終わってしまい、選手の姿もまばら。「誰かに話を聞けないかな」と待っていたところに、筒香嘉智選手が通りかかりました。昨年4月に日本球界に復帰した筒香選手は、アメリカと日本との「間の取り方」の違いを意識しているようでした。

「これはアメリカから帰ってきたときの青木(宣親)もそうだったんですけど、日本では投手が投げてから軸足にためている時間を長く取らないといけない。筒香選手はそこが練習ではできているんですけど、いざ試合になるとなかなかタイミングを取れなかったそうです。昨年は引っ張り傾向にあったけども、今年は反対方向に柔らかく運べる打ち方ができている」と、今の課題と手応えを話してくれたそうです。

五十嵐さんは桑原将志の明るさに思わず笑顔に 【写真:スリーライト】

 ほとんどの選手が宿舎に帰り、五十嵐さんも「そろそろ帰ろうか」と話していたところに、「忘れ物を取りに来ました」と戻ってきた桑原将志選手にも話を聞くことができました。

「昔から深く考えないタイプだそうで、スランプのときも自分の中で2つ、3つくらいのチェックポイントを試してできなかったときは、仕方がないと割り切るそうです。シーズン中に悪い時期は必ず訪れて2~3週間続くので、そこで変に何かを変えたら良かった部分が出せなくなることが怖いと話していました。桑原選手は苦しんだ経験があって今がある。その言葉の説得力が違いますね」と、昨年リーグ3位からの下剋上を果たし、26年ぶり日本一達成の立役者である「ハマのガッツマン」の充実した表情が印象に残ったそうです。

キャンプ取材後に里崎さん(左)と対談する五十嵐さん 【写真:スリーライト】

 沖縄キャンプ訪問初日、中日とDeNAの2球団の取材を精力的にこなした五十嵐さん。夕方からは那覇市内に戻り、同じくキャンプ取材で沖縄に滞在中の里崎智也さん(元ロッテ)との特別対談に臨みました。約1時間半、3本立てで行われた対談の模様は、スポーツナビのコラム(近日公開)と、五十嵐さん・里崎さんそれぞれのYouTubeチャンネルでご覧ください。

2/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント