デンソー・瀬戸杏華×NEC川崎・和田由紀子が後半戦への意気込みを語る! 「お互いにいい試合を見せたい!」

田中夕子

話題は瀬戸選手の地元・石川自慢から好きなアイドルの話へ

初対面の2人だが、好きなアイドルの話で意気投合 【写真:スポーツナビ】

――1月25日には石川県かほく市で「MUFG SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2024-25 ISHIKAWA」が開催され、お2人も出場されました。地元ご出身の瀬戸選手は特にどんな思いを持って臨んだオールスターでしたか?

瀬戸 石川県にいろいろな選手が集まること自体がないと思うので、オールスターという特別な試合を楽しんでもらえたらいいな、と思っていました。いろんなところから応援に来てくださった方も石川県を楽しんでいただけていたら嬉しいですね。おいしいものもたくさんありますし、観光する場所もたくさんあるので、いろいろな方に石川県を楽しんでいただけると嬉しいです。(PFUブルーキャッツかほくの本拠地である)石川県で女子の試合が開催されることはありますが、外でご飯を食べたりはできないですよね?

和田 そうですね。ホテルのご飯しか食べられていないです。

瀬戸 海鮮がおすすめなんですけど、シーズン中はなかなか難しいですもんね。海鮮以外では金沢おでんも有名で、観光地で言えば兼六園もいいところなんですけど、京都出身の方に進めるのは…(笑)。

和田 兼六園…。植物園ですか?

瀬戸 いや…(笑)。庭園ですね。

和田 お寺とかを見るのも好きなので、いいですね。次は行ってみたいです。

――せっかくの対談なので、お互いに聞いてみたいことなどありますか?

和田 じゃあ私から。瀬戸選手が移籍を決めた理由はなんですか?

瀬戸 一番は、バレーボール選手として違うチームも経験してみたい、と思ったのが理由です。自分がもっと成長できるんじゃないかと思って移籍しました。

和田 私も同じです。ずっと同じ場所にいても成長できるかもしれないけれど、別の環境で違う環境の人たちとバレーをするほうが自分の成長のスピードが上がるんじゃないかと思って移籍しました。

瀬戸 私からも質問があるんですけど、バレーの話じゃなくてもいいですか?

和田 もちろんです。

瀬戸 初めての人によくする質問なんですけど、好きなアイドルはいますか?

和田 それ、私も聞こうと思いました(笑)。前はK−POPが好きで、特にiKONというグループが好きだったんですけど、あまり積極的に活動していないので、最近は追わなくなってしまいました。

瀬戸 私もめちゃくちゃK−POPが好きなんです。

和田 どのグループが好きですか?

瀬戸 めっちゃいっぱいいて、TWICEも好きだしBIGBANGも好きだし、NCTも好き。挙げだしたらキリがないぐらいで、一番は決められないです。デンソーも山下(晴奈)選手や福本(眸)選手、野田(祐希)選手もK−POP好きなので、それぞれが好きなグループの話をするのが一番盛り上がります(笑)。

和田 NECも多いですよ。山田(二千華)選手もK−POPめっちゃ好きです。

瀬戸 そうなんですね。では今度ぜひ(笑)。

直接対決はお互いに負けられない!

和田由紀子もサーブを武器とする。直接対決ではいかにサーブで崩せるかがカギになりそうだ 【写真提供:SV.LEAGUE】

――2月1、2日にはデンソーエアリービーズのホーム、福島県で今季初対戦を迎えます。後半戦のスタートに向け、それぞれ意気込みをお願いします。

和田 NECは攻撃力が武器なので、最大限に発揮できるように。サーブで崩して1、2本目の精度にこだわり、最後の攻撃まで持って行く。精度にこだわって、自分たちの強みを出し切れる戦いがしたいです。

瀬戸 試合に向けて相手の対策をするのはもちろんですが、和田選手が言うように1本目の精度や、細かいプレーの精度を一つひとつ上げていこうと日々選手同士でも話しているので、細かいところにまでこだわっていい結果が出るように頑張りたいです。

和田 チームとしては不安定な部分がまだまだあって、私はうまくいっていない時にコートへ入ることが多いんですが、そういう時に自分が流れを持ってこられるように。最後にチームを勝ちに引っ張っていけるように、ファイナルや、大事な試合でも自信を持って自分のプレーでチームを引っ張っていけるように1試合1試合準備して臨みたいです。デンソーさんには同じ京都橘(高校)の同期や先輩が多いので、より一層負けたくない気持ちが強いし、そのほうがきっと面白い試合になると思うので、お互い準備してきたものを出し合っていい試合をしたいですね。

瀬戸 ファイナル進出とSVリーグ初代優勝を狙っているので、私も少しでも力になれるように頑張りたいです。私も試合の途中から入ることが多いですが、自分の強みであるクイックでリズムをつくって勝利に貢献したいです。お互い頑張っていい試合をしましょう!

2/2ページ

著者プロフィール

神奈川県生まれ。神奈川新聞運動部でのアルバイトを経て、『月刊トレーニングジャーナル』編集部勤務。2004年にフリーとなり、バレーボール、水泳、フェンシング、レスリングなど五輪競技を取材。著書に『高校バレーは頭脳が9割』(日本文化出版)。共著に『海と、がれきと、ボールと、絆』(講談社)、『青春サプリ』(ポプラ社)。『SAORI』(日本文化出版)、『夢を泳ぐ』(徳間書店)、『絆があれば何度でもやり直せる』(カンゼン)など女子アスリートの著書や、前橋育英高校硬式野球部の荒井直樹監督が記した『当たり前の積み重ねが本物になる』『凡事徹底 前橋育英高校野球部で教え続けていること』(カンゼン)などで構成を担当

新着記事

編集部ピックアップ

「もっと下かと思った」竹田麗央が笹生優花…

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント