東海大の同級生&ライバルが“前哨戦”対談 大倉と坂本はA東京と名古屋Dの注目対決にどう臨む?
名古屋D、A東京のスタイルは?
名古屋は「速い展開」に持ち込みたい 【(c)NAGOYAD】
坂本 自分たちの特徴はオフェンスの速い展開です。1番から5番まで全員が走って、チームでいいシュートを打つためにボールを回して、全員がスコアリングオプションを持っている、オールコートでバスケをするチームです。トランジションも速いですね。今は勝ったり負けたりと波がありますが、このバイウィーク(代表活動による休止期間)で立て直して、いい状態に持っていければなと思います。
大倉 アルバルクの特徴はまずDFです。相手のペースをしっかり抑えて、こちらのオフェンスの流れを有利にするところは、間違いなく強みです。オフェンスは効率のいいシュートを目指す、僕らが練習しているスタイルを40分間しっかり出して、僕らのペースで勝つ。そこがアルバルクのバスケかなと思います。ここまで勝ってはいるのですが、まだ完成度の高くないところが残っています。僕らもゲームの中で波があったりするので、最後に優勝するために、早めにフィックスしたい。バイウィーク明けは強いチームとの試合もありますし、天皇杯も含めて試合がかなり続くので、大事になってきます。
――これからA東京と名古屋Dの対戦が続きます。12月4日はドルフィンズアリーナで天皇杯の準々決勝があり、11日は代々木第1でリーグ戦が入っています。どんな試合になりそうですか?
大倉 天皇杯とレギュラーシーズンは少し違ってくると思いますが、名古屋は本当にペースが速いスタイルです。僕らはどちらかというと(手数をかけてボールを動かす)そんなに速くないチームですから「どちらのペースにはめられるか」が試合のキーになってきます。名古屋のペースにならないように、しっかりDFから流れを作らなければいけません。
坂本 颯太も言った通り、バスケットスタイルは真逆です。自分たちは速いペースに持っていきたいし、アルバルクは堅くやっていきたいチームです。ドルフィンズも譲らず、速い展開でやっていけたらいいと思います。面白い試合になるはずです。
両チーム、ライバルの対決を前に
A東京は好調。名古屋D戦でタイトル獲得に弾みをつけたい 【(c)ALVARK TOKYO】
坂本 楽しみたいなと。それだけです。
大倉 お互いの特徴が分かっていますし、大学のときも練習でマッチアップしていました。聖芽みたいなアグレッシブな選手に流れを渡すと、名古屋は勢いに乗ってくると思います。僕の役割としても、しっかりそこはコントロールできるように、聖芽にボールを取られないように頑張りたいです。
――12月4日の天皇杯、11日のリーグ戦に向けて、それぞれのホームゲームに向けた抱負と、ファンへのメッセージをお願いします。
坂本 水曜の天皇杯ゲームで難しい試合になると思いますが、自分たちらしく、40分間プレーしていきます。ぜひ、皆さん応援よろしくお願いします。昨季は地区優勝をしましたが、Bリーグが始まってからまだ「チャンピオン」にはなっていないので、本当に優勝を目指して頑張ります。
大倉 (12月11日の試合は)レギュラーシーズンの大事な一戦です。名古屋さんはまだ実力ほどの結果が出ていませんが、最終的には首位争いに必ず入ってくるチームだと思います。天皇杯がどういう結果になっているか分からないですけど、レギュラーシーズンの中で、しっかり倒しておかないといけない相手です。本当に目が離せない試合になるはずなので、ぜひ見に来ていただけたらと思います。
第100回天皇杯3次ラウンド(名古屋会場) 試合情報
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