【スポナビGolf座談会】スピン性能とこだわりを感じるウェッジに注目!ブリヂストン「BITING SPIN ウェッジ」&フォーティーン「FRZ ウェッジ」

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この秋、さまざまなメーカーから最新ウェッジが発売されました。今回は、ゴルフライターの鶴原弘高さん、クラブフィッターの小倉勇人さん、ティーチングプロの石井良介さんに、ブリヂストンとフォーティーンからそれぞれ発売された最新ウェッジについて語っていただきました。

ブリヂストン「BITING SPIN ウェッジ」:雨の日も頼りになるスピン性能

鶴原: ブリヂストン「BITING SPIN ウェッジ」が発売されましたね。形状はかなりいいです。試打ラウンドで実際に濡らして打ってみたんです。短いアプローチだったので、ボールとフェース面をびしょ濡れにして打ってみたんですが、ドライの時とは飛び方が少し変わりますね。濡れると少し高く上がりますが、スピンはしっかりかかります。だから、距離感はあまり変わらないんです。いろいろなメーカーがそういう風にうたっていますが、嘘じゃないんだな、と(笑)

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石井: 濡らして打つと面白いですよね。ポコンと抜けるような感じで、高く上がります。

鶴原: そうですね。高く上がりますが、ちゃんとスピンもかかっています。

石井: ドライの状態よりはスピン量は落ちるかもしれませんが、そこまで極端に落ちないですよね。

鶴原: PGAのプロなんかは、何試合かに1回ウェッジを変えるという話も聞くくらいですから、新しいウェッジの方が良いに決まっています。

石井: 新品の方がスピンはかかりますからね。

鶴原: 明らかにかかりますね。

石井: ただ、先ほど小倉さんが言っていたように、少し角が丸くなった、まろやかなスピンのほうが合わせやすいというプロもいるので、それは好みですね。

小倉: そうですね。新品ウェッジをもらった時に、あえて何回か練習して溝を少し削ってから試合に臨むプロもいるそうです。溝が鋭すぎると、かえってコントロールしづらい場合もあるんでしょうね。

やはり大事なのは、自分のフィーリングに合うかどうかでしょう。でも、スピン性能の高さは、ウェッジを選ぶ上で重要なポイントですよね。「うわっ、止まった!」と驚くような、ギュッと止まるスピンは、エンジョイゴルファーにとって大きな楽しみですから。

フォーティーン「FRZ ウェッジ」:技が冴える、こだわりのウェッジ

鶴原: 続いては、フォーティーン「FRZ ウェッジ」ですね。

石井: ああ、名前が変わりましたよね。

鶴原: そうなんです。集大成といった感じのウェッジですね。

小倉: 打ってみると、非常にコントロールしやすいと感じましたね。

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鶴原: このウェッジの面白いところは、最近のアイアンのトレンドとは逆行している点なんです。今は、アイアンもそうですが、センター重心をうたっているモデルが多いですよね。あえてトゥ側を重くしているモデルもあります。芯で捉えた時にパワーロスが少なく、慣性モーメントも大きくなるので、確かにメリットはあります。しかし、FRZはあえてヒール側に重心を寄せているんです。これが、打ってみると全然違うんですよ。

小倉: 僕的に表現すると、「ぐりぐりウェッジ」ですね(笑)

鶴原: 操作性は、圧倒的にヒール側に重心を寄せている方が出しやすいんです。僕もそう感じます。

小倉: 扱い方が軽いんですよね。簡単に動いてくれるので、手先でボールを拾ったり、そういう感覚でプレーする人には扱いやすいと思います。

石井: これは、バンカーから打ちたいですね!

小倉: スピン性能も抜群なんです。ハンドファースト気味につかまえるように打つと、低く出て強烈なスピンがかかります。逆に、ハンドレイト気味にポンと打つと、フワッと球が上がってくれます。本当に、いろいろなことができるウェッジですね。

鶴原: あらゆるショットが、いとも簡単にできるのは、FRZならではの魅力だと思います。超やさしいウェッジは他にもありますが、FRZはそれとは対極にある感じですね。

石井: いろいろな技を使えるウェッジということですね。

鶴原: そうですね。そういうところが、FRZの面白さだと思います。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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