【スポナビGolf座談会】SM10とOPUS、違いはどこ?識者3人が最新ウェッジを語る!

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【スポナビGolf座談会】

ゴルフライターの鶴原弘高さん、クラブフィッターの小倉勇人さん、ティーチングプロの石井良介さんに、この秋発売されたタイトリスト「ボーケイ SM10 ウェッジ」とキャロウェイ「OPUS ウェッジ」について語っていただきました。

タイトリストのウェッジが人気な理由

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鶴原:ウェッジといえば人気があるのは、タイトリストのボーケイウェッジでしょう。最新モデルはSM10です。ズバリ小倉さんに伺いますが、なぜSM10は評価されて人気なのでしょうか?

小倉:プロがたくさん使っているからです(笑)!もちろん、それには理由があります。バリエーションの多さ、ゴルファーのタイプに対応できるメーカーとしての姿勢といったらいいでしょうか。フィッティングはもちろん、モデルの数やバウンスバリエーションの多さなど、そういうところがウェッジとしておそらく一番多いのではないでしょうか。

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鶴原:そうですね。本当にロフトとソールグラインドをこんなに用意したというのは、タイトリストならではかなと思います。

石井:他メーカーがついていけないくらい揃えていますからね。

鶴原:あと功績としては、ソールグラインドの大事さを世に知らしめたことです。あと、皆さんのゴルフがもっとよくなるようにフィッティングもします、というのも打ち出してきた。それが売り上げにもつながってきていると思いますね。

キャロウェイ最新ウェッジとSM10との違い

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鶴原:キャロウェイ「OPUS ウェッジ」も発売されましたね。前作のJAWSと比べて、ウェット時やラフからのスピン量が大幅に向上しています。それが売りで、溝の本数も変更されています。この辺りが現在のトレンドだと思いますね。

実際にゴルフ場で使用して、新旧モデルの違いについてどう思いますか?特に石井さんはSM10もOPUSも使っていますよね。

石井:SM10もOPUSも新品で購入したばかりなので、非常に良くスピンがかかります(一同笑)。ただ、濡れた状況でのスピン性能については、まだ試していないので実感がありませんね。

2つのモデルを用意してコースでさまざまな状況で打ち比べてみましたが、意外だったのはSM10とOPUSのサイズの違いです。OPUSがこれほど小さいとは思いませんでした。

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石井:逆に、VOKEYはこんなにヘッドサイズが大きかったのかと驚きましたね。輪郭も含めて、OPUSは小さくてシャープな印象があるのに対し、VOKEYはややボテッとして、ある意味ファジーな印象を受けます。両者の違いが際立っているなと感じました。

【スポナビGolf】

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石井:実際に見比べると、数ミリの違いに過ぎないのですが、芝生の上で構えたときの印象が全く異なります。OPUSはラフの中に鋭く切り込むような感覚があるのに対して、SM10は鉈のようにバッサリと芝を捉える感じがするんです。重量の違いもあるかもしれませんが、打っていて非常に不思議な感覚でした。

鶴原:確かに、似ているといえば似ていますね。OPUSもさまざまな形状を試作し、今回が6作目の製品化だと聞いています。対象はPGAのプロですから、基本的な形状は似通ってきます。だからどうしても似てくる部分はあるんでしょうね。

まだまだ人気の旧作ウェッジもチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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