2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】快音連発のスピードスターが優勝に花を添える セ投手では巨人の23歳左腕がトップに

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
※集計対象期間:9月17日~23日

リーグ優勝を果たしたソフトバンク勢がトップ3を独占

 パ・リーグの野手部門では、6試合で計12安打を放った周東佑京(ソフトバンク)が1位に輝いた。2位には通算250本塁打を達成した山川穂高(ソフトバンク)、3位にはプロ初アーチを放った川村友斗(ソフトバンク)が続いた。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 周東 佑京(ソフトバンク)
 打撃絶好調のスピードスターが1位にランクイン。9月18日の日本ハム戦から5試合続けてマルチヒットを記録するなど、対象期間中は打率.500をマーク。チームがリーグ優勝を決めた23日のオリックス戦では、決勝の2点適時三塁打を放つ活躍を見せた。

2位 山川 穂高(ソフトバンク)
 対象期間中は6試合すべてで快音を響かせ、打率.450を記録。9月21日の楽天戦では2点を追う7回にソロを放ち、その後の逆転サヨナラ勝利を呼び込んだ。また、この一発でNPB史上70人目の通算250本塁打を達成した。

3位 川村 友斗(ソフトバンク)
 対象期間中の出場はわずか2試合ながら、計5安打5打点とインパクトを残した。9月22日の楽天戦では2回にプロ初アーチ、6回には適時三塁打をマーク。チームがリーグ優勝を決めた23日のオリックス戦でも、2本の適時打を含む猛打賞と躍動した。

5本のアーチを描いたヤクルトの主砲がトップ

 セ・リーグの野手では、本塁打を量産した村上宗隆(ヤクルト)が1位に輝いた。2位には自身初の2試合連続ホームランを放った福永裕基(中日)、3位には対象期間中に2度の猛打賞を記録した岡本和真(巨人)がランクインした。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 村上 宗隆(ヤクルト)
 9月18日の広島戦で反撃の口火を切る2ランを放つと、20日の中日戦では今季2度目の1試合2本塁打でシーズン30号に到達。23日のDeNA戦では逆転2ランでチームを勝利に導いた。対象期間中は5本塁打11打点と持ち前の打棒を見せつけ、見事2週連続でのトップとなった。

2位 福永 裕基(中日)
 3番で起用された9月20日のヤクルト戦で初回にソロを放つと、翌21日の一戦では2試合連発となる同点2ランを含む猛打賞の活躍。対象期間中は5試合中4試合で複数安打をマークするなど、計21打数10安打6打点とバットで存在感を示した。

3位 岡本 和真(巨人)
 対象期間中は全6試合でヒットを記録するなど、計10安打と快打を連発。9月20日の広島戦では2ランを含む猛打賞の活躍を見せると、翌21日の一戦でも3安打をマーク。首位攻防戦となった23日の阪神戦では7回に好機を広げるヒットを放ち、決勝打のお膳立てをした。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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