2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】快音連発のスピードスターが優勝に花を添える セ投手では巨人の23歳左腕がトップに

データスタジアム株式会社

今季8勝目を挙げた若き左腕が1位に

 セ・リーグの投手部門は、シーズン8勝目をつかんだ井上温大(巨人)がトップに立った。2位には5回3失点と試合をつくったヤフーレ(ヤクルト)、3位にはフル回転の働きを見せた伊勢大夢(DeNA)が名を連ねた。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 井上 温大(巨人)
 9月20日の広島戦では4回に3連打を浴びて1点を失うも、そのほかのイニングでは相手に二塁すら踏ませず。5回1失点8奪三振と力強いピッチングを披露し、約1カ月ぶりの白星となるシーズン8勝目を挙げた。

2位 ヤフーレ(ヤクルト)
 9月18日の広島戦に先発。立ち上がりは上々のピッチングを見せたものの、3回に先制を許すと、4回も守備の乱れが絡んで2失点。それでも計6個の三振を奪うなど、最終的に5イニングを投げて3失点と試合をつくり、チームは逆転勝利を収めた。

3位 伊勢 大夢(DeNA)
 対象期間中は4試合に救援登板し、2勝2ホールドを記録。9月20日の阪神戦では6回に4番手としてマウンドに上がり、三者凡退に抑えて今季初勝利をマーク。3連投となった22日のヤクルト戦では2イニングを無失点に抑えるなど、フル回転の活躍でブルペンを支えた。

三振の山を築いた好投手たちがランクイン

 パ・リーグの投手でトップに立ったのは、8回1失点の快投を披露した隅田知一郎(西武)。続く2位には4カ月ぶりに2ケタ奪三振を記録した佐々木朗希(ロッテ)、3位には圧巻の奪三振ショーを繰り広げた山下舜平大(オリックス)が名を連ねた。

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1位 隅田 知一郎(西武)
 9月18日のオリックス戦に先発。初回に太田椋の犠牲フライで1点を失うも、2回以降はスコアボードにゼロを並べる。毎回の11奪三振をマークする力強い投球で8回まで投げ抜き、チームを3連勝に導くとともに、自身は昨季に並ぶ9勝目を手にした。

2位 佐々木 朗希(ロッテ)
 9月22日の西武戦に先発し、7回2失点10奪三振の力投。初回に先制を許したものの、2回以降はスライダー主体の投球で立て直した。5月17日の日本ハム戦以来となる2ケタ奪三振を記録し、今季9勝目をマーク。自身初のシーズン10勝に王手をかけた。

3位 山下 舜平大(オリックス)
 9月21日の日本ハム戦で6回1失点と好投。初回から三者三振と見事な立ち上がりを見せると、3回までの9個のアウトをすべて三振で奪う圧巻のパフォーマンスを披露。自身に白星はつかなかったが、自己最多の12奪三振を記録する投球でファンを魅了した。

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