2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】復活した虎の左腕が巨人勢を上回りトップに 好調の西武、パ野手1位に輝いたのは?

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

好調なチームを支えるスラッガーがランクイン

 パ・リーグの野手は、対象期間中に出塁率.609を記録した佐藤龍世(西武)が1位となった。続いて2位に入ったのは12安打を放った清宮幸太郎(日本ハム)。3位のレイエス(日本ハム)は2週連続でランクインを果たした。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 佐藤 龍世(西武)
 対象期間中は8安打に加えて6四死球を記録し、出塁率.609と持ち味を発揮した。8月20日のオリックス戦では決勝打を含む今季初の猛打賞。24日の楽天戦では逆転劇の口火を切るソロを放ち、チームの勝利に大きく貢献した。

2位 清宮 幸太郎(日本ハム)
 対象期間中は全6試合で4番に座り、打率.462のハイアベレージをマークした。特に8月20日からのロッテ3連戦では、3試合すべてで打点を挙げて中軸の役割を全う。順位を争う相手との直接対決で、同一カード3連勝の原動力となった。

3位 レイエス(日本ハム)
 対象期間中は全試合で安打を放ち、リーグトップの7打点を記録。8月21日のロッテ戦で13号2ラン、25日のソフトバンク戦では14号ソロと自慢のパワーを見せつけた。8月は月間打率.381と好調をキープしており、見事に2週連続でのランクインとなった。

三振の山を築いた“教授”がトップ

 パ・リーグの投手では、疲労骨折からの復帰後初勝利を手にした北山亘基(日本ハム)が1位に輝いた。2位には8回無失点の快投を見せた宮城大弥(オリックス)、3位には今季10勝目を挙げた伊藤大海(日本ハム)がランクインした。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 北山 亘基(日本ハム)
 8月24日のソフトバンク戦に先発し、8回3安打無失点の快投を披露した。初回と3回に三者三振をマークするなど、力強い投球で計10奪三振を記録。左足の疲労骨折から復帰して2登板目で、6月4日の広島戦以来となる今季5勝目を手にした。

2位 宮城 大弥(オリックス)
 8月24日のロッテ戦に先発し、白星こそつかなかったものの8回無失点と好投。7回に連打で無死一二塁のピンチを招くも、自らの好フィールディングで送りバントを阻止するなど、後続を断ってホームを踏ませなかった。

3位 伊藤 大海(日本ハム)
 8月25日のソフトバンク戦で今季10勝目を挙げ、2年ぶりの2ケタ勝利を達成。5回に連続適時三塁打と暴投で3失点を喫し、悔しい形での降板にはなったものの、5イニングで9奪三振という力強いピッチングで節目の白星をつかんだ。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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