高校野球・夏の神奈川大会「最終章展望」 甲子園まであと2勝、超激戦区を制するのは?

大利実
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横浜は初戦から4試合連続無失点で、準々決勝では桐光学園に9-2でコールド勝ち。2年ぶりの夏の甲子園へ、順調に歩を進めている 【スポーツナビ】

 夏の神奈川大会は7月20日に準々決勝が行われ、横浜、武相、東海大相模、向上がベスト4入りを果たした。昨夏に日本一になった慶応が5回戦で姿を消したとはいえ、第1シード4校が揃って準決勝に勝ち上がったのは順当な結果と言えるだろう。甲子園まであと2勝。果たしてどこが聖地への切符を掴むのか。全国屈指の激戦区の「最終章」を占う。

横浜に不安要素があるとすれば…

 7月5日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権神奈川大会は、春優勝の武相、準優勝の東海大相模、ベスト4の向上、横浜の第1シード校が実力通りの戦いを見せ、夏もベスト4に勝ち残った。

 20日の準々決勝から中2日で23日に準決勝、翌24日に決勝が、いずれも横浜スタジアムで行われる。力は拮抗しているだけに、ワンプレーで試合の流れが変わる紙一重の戦いが予想される。人工芝での連戦、最高気温が35度以上まで上がる予報を考えると、選手層の厚いチームが優位に立つ。
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著者プロフィール

1977年生まれ、横浜市出身。大学卒業後、スポーツライター事務所を経て独立。中学軟式野球、高校野球を中心に取材・執筆。著書に『高校野球界の監督がここまで明かす! 走塁技術の極意』『中学野球部の教科書』(カンゼン)、構成本に『仙台育英 日本一からの招待』(須江航著/カンゼン)などがある。現在ベースボール専門メディアFull-Count(https://full-count.jp/)で、神奈川の高校野球にまつわるコラムを随時執筆中。

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