2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】投打ともに復調した阪神コンビがトップ パはプロ野球新記録樹立の32歳がランクイン

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

上昇の兆し見せる虎のスラッガーが1位に

 セ・リーグの野手では、3度のマルチ安打を記録した佐藤輝明(阪神)が1位に輝いた。2位には2本のアーチを描いた桑原将志(DeNA)、3位には中軸として打線をけん引した大城卓三(巨人)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 佐藤 輝明(阪神)
 6月27日の中日戦で2安打3打点の活躍を見せると、30日のヤクルト戦では3本の二塁打で今季初の猛打賞をマーク。対象期間中は全5試合でヒットを放ち、打率.474のハイアベレージを記録するなど、復調を印象づける好成績を残した。

2位 桑原 将志(DeNA)
 6月27日の巨人戦に1番・センターで出場すると、1号ソロを含む3安打の活躍でチームの勝利に貢献。以降はスタメン出場を続け、29日の中日戦ではダメ押しの2ランを放つなどパンチ力を発揮。リードオフマンとして打線をけん引する働きを見せた。

3位 大城 卓三(巨人)
 対象期間中は全5試合に5番・ファーストでスタメン出場。6月25日のDeNA戦では先制の適時打を含む2安打の活躍を見せ、27日の一戦では自身8試合ぶりとなるホームランを記録。不振による二軍再調整も経験したスラッガーが、バットで存在感を示した。

ヒットを量産したオリックスの強打者がトップ

 パ・リーグの野手部門では、対象期間中の全試合でヒットを放った森友哉(オリックス)が1位に輝いた。2位には8試合連続二塁打のプロ野球新記録を樹立した岡大海(ロッテ)、3位には自慢の長打力を見せつけたポランコ(ロッテ)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 森 友哉(オリックス)
 2番で起用された6月27日のソフトバンク戦で先制2ランを含む3安打を放つと、翌28日のロッテ戦では4番として2本の適時二塁打を記録。本職のキャッチャーに加えてライトもこなしつつ、対象期間中は打率.500と打線をけん引し続けた。

2位 岡 大海(ロッテ)
 対象期間中は出場4試合で出塁率.632を残し、リードオフマンとしての役割を全う。6月25日の楽天戦ではあわやサイクルヒットの猛打賞を記録。さらに30日のオリックス戦では7回に適時二塁打を放ち、プロ野球新記録の8試合連続二塁打をマークした。

3位 ポランコ(ロッテ)
 6月26日の楽天戦では初回にライトへ豪快な先制2ランを記録。続く第2打席では左中間へ2ランを放ち、先発・中森俊介の今季初勝利をアシスト。30日のオリックス戦では対象期間の最終打席で10号ソロが飛び出し、パ・リーグ野手の3位にランクインを果たした。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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