今回は主要メーカーから2024年上半期に発売されたアイアンを一挙解説します。まだ手に入れていないゴルファーの皆さん、ぜひチェックしてみてください！

搭載テクノロジー

■Aiスマートフェース
プレーヤーの膨大なスイングデータをもとに開発されたフェース。スイングスピードやインパクト直前のフェースの向きをインプットし、さまざまなスイング軌道、打点で最適な飛距離、スピン量、方向性を実現します。

■タングステン・ウェイティング
精密なタングステンウェイトが低く深い重心設計を可能に。初速スピードの向上と高い打ち出しを実現します。

■ウレタン・マイクロスフィア
バックフェースに搭載されているテクノロジー。初速や飛距離性能を犠牲にすることなく、フェースにボールがのるような打感を実現します。

各モデルの特徴

パラダイム Ai SMOKE：やさしさと飛び、正確性を追求し、さまざまなショットを可能にするスタンダードモデル

パラダイム Ai SMOKE HL：ワイドソールでミスにも強く、やさしく飛ばせる高弾道モデル

パラダイム Ai SMOKE MAX FAST：高い打ち出しで楽に飛ばせる、軽量の大型ヘッドモデル

X FORGED アイアンの搭載テクノロジー

■1ピース軟鉄鍛造で、シンプルなハーフキャビティバック
バックフェースは、シンプルなハーフキャビティ構造を採用。バックフェース下側に中央を頂点とした三角形状の肉厚な部分を作り、そこから上に向かって、やや肉厚な部分、そして完全なキャビティ部分と、段階的に厚みが変えられています。

■操作性の高さを生み出すデザイン
ネックからリーディングエッジにかけての処理は、オフセットが少なめで、トップブレードは薄く、ヘッドコントロールしやすい形状に仕上がっています。

■トライレベル・ソールデザイン
幅が狭めのソールにはトライレベル・ソールデザインと呼ばれる処理を導入。リーディングエッジ側は半円状の面取り、トレーリングエッジ側はトゥからヒールにかけて一定の面取りが施されています。スムーズに振り抜くことができ、ボールコントロールもしやすくなっています。

X FORGED STAR アイアンの搭載テクノロジー

■シンプルなキャビティバックかつ寛容性を高めたデザイン
バックフェースは、X FORGEDアイアン同様のシンプルなキャビティ構造を採用。ただし、もっとも肉厚な部分の面積はX FORGEDアイアンと比べて小さく、完全なキャビティ部分の面積も大きいため、より寛容性を高めたデザインに仕上がっています。

■ヘッドの大きさを感じさせない工夫
ヘッドサイズはX FORGEDアイアンよりも大きく、トゥ側が高く見える設計ですが、フェース面外周のエッジに面取りを入れて、構えたときに大きさを感じさせない工夫を施しています。X FORGEDアイアンと比較して、オフセットはやや多く、トップブレードもやや厚めで、ソールはワイドに仕上がっています。

搭載テクノロジー

■統合システム設計
各番手に求められる性能を番手別に最適化。各パーツに備わったテクノロジーが融合し、全番手でストレート弾道を実現するヘッドを設計しています。

■FLTD・CG デザイン
番手ごとに最適な重心位置に設計することで、各番手で求められるパフォーマンスを発揮しています。ロングアイアン（5番アイアン）では、直進性と弾道を最適化し、ミドルアイアン（7番アイアン）ではボール初速と大きなスイートエリアを確保、ショートアイアン（9番アイアン）では、スピンを増やしてコントロールと再現性を高めるように設計されています。

■新ヘッドデザイン
トゥ側、ヒール側の長さと高さを上げた大型フェースを採用することで、飛距離性能と安定感を両立しています。

ブループリント T/S アイアンの共通テクノロジー

■マイクロマックス・グルーヴ
あらゆるシチュエーションで最適なスピン量を実現する新溝。優れた飛距離コントロールと確かな再現性を生み出します。

■ハイドロパールクローム仕上げ
高い疎水性を実現するハイドロパールクローム仕上げ。濡れた状況やラフからでも安定したスピン量を確保します。

各モデルの特徴

ブループリント T アイアン：ブレード長が前作より約2％長くなり、直線的なデザインに。コンパクトになったヒールも特徴。前作同様の操作性を引き継ぎつつ、サイズアップしたトゥウェイトを搭載して慣性モーメントも向上したマッスルバック。

ブループリント S アイアン：軟鉄鍛造でシャープでコンパクトなヘッド形状が特徴。#3～#5のロングアイアンにはPING独自のCTP（カスタム・チューニング・ポート）を内蔵した番手別設計。適切な重量配分を可能にし、高い寛容性と抜群の打感を生み出します。エラストマーインサートが装着されていることで、インパクト時の衝撃を吸収してくれます。

i530 アイアンの搭載テクノロジー

■低重心設計
前作よりヘッド内部の後壁を約40%薄くすることで、さらなる低重心化に成功。ミスヒット時でも安定した飛距離と弾道を実現できる飛び系ツアーアイアンに仕上がっています。

■複合素材ヘッド
インパクト時に最大のたわみを生む鍛造フェース、高さが出る新ソール設計によって飛距離性能が向上しています。

■高比重トゥウェイト
高比重のトゥウェイト搭載により、高い慣性モーメントを実現。飛びに加えて、ミスヒットにも強い構造に仕上がっています。7番アイアンで27.5度の新ロフト設計によって、高い飛距離性能を実現しながらも高弾道も実現しています。

■EVAポリマー搭載
インパクト時の振動を極限まで抑制するEVAポリマーの搭載により、ツアーアイアン好きも認めるような打感も味わえます。

■サウンドリブ
前作よりもコンパクトになった内部空間にサウンドリブを搭載し、心地良い打音を実現しています。

■マイクロマックス・グルーヴ
各番手ごとに溝の角度・間隔・本数を最適化した、摩擦力を最大限に引き出す新溝マイクロマックス・グルーヴを採用し、さまざまな状況でスピン量の高い再現性を実現しています。

■ハイドロパールクローム仕上げ
ヘッドに施された、優れた耐久性と水分を弾く効果の高い特徴を持つ、PING独自の仕上げ。高い疎水性を発揮。濡れた状況やラフからでも安定したスピン量を確保しています。

G730 アイアンの搭載テクノロジー

■たわみを最大化したフェース設計とストロングロフト
7番アイアンで26.5度とロフトの立った「パワースペック」設計。中心部を厚く、周辺部を薄く設計したVFTフェースを採用したことで高弾道かつ飛距離が出て、ボールが上がって、グリーンで止まるアイアンに仕上がっています。

■新キャビティ構造
深低重心を可能にした新キャビティ構造となったことで慣性モーメントは12％向上しています（前作比）。ヘッドのトゥ側には高比重ウェイトを搭載し、
また、ソール幅が6％広くなったワイドソールのおかげで、入射角が安定せずに起こるダフリに対しても強いアイアンに仕上がっています。

■ワイドソールウェッジ
ミスに強く、バンカーからでもやさしく寄せることができるワイドソールウェッジを採用。ハイドロパールクローム仕上げにより、高い疎水性を発揮しつつ、朝露などで濡れた芝やラフからでもスピン性能が安定します。

■心地良い打感と打音
インパクトゾーンに合わせて厚みを変えた、ピュアフレックスを搭載。インパクト時の衝撃を抑えて、心地良い打感と打音を生み出しています。

搭載テクノロジー

■中空構造と柔らかい打感
中空構造の空間部分に、ソフトな 920Dフォーム材を注入。インパクトの衝撃をやわらげて、心 地よい打感を実現します。

■AIで設計されたフェース
AI を駆使して、戦略的な厚さで設計した H.O.T フェース。前作比で 21%薄い部分を拡大し、フェース全体のより広い範囲で反発性能を高めて、ボールスピードを最大化させます。

■高初速と飛距離を実現するパワーブリッジウェイトシステム
パワーブリッジウェイトシステムをヘッド内部に配置。ヘッド内部で1本の支柱で吊り下げられ、金属同士を固定していないため、フェース面がより柔軟に動き、速いホールスピードを実現します。

※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。