飛距離もスゴい!小ぶりな顔でミスに強いモデルがほしい人に◎ PING「i530 アイアン」

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PINGから発売された「i530 アイアン」について、クラブフィッターの小倉勇人さんに試打していただき、その性能や特徴を解説していただきました。

i530 アイアンの性能と特徴

前作の「i525 アイアン」は、小ぶりだが距離が出てやさしく、「顔」にこだわるゴルファーからの人気を集めたアイアンでした。

今回の「i530 アイアン」はさらにゴルファーが喜びそうな性能を追加してきました。それは飛距離です。PINGの中ではめずらしい飛距離性能を追求したアイアンです。

PINGは飛距離よりも、全体的に誰が使ってもやさしいクラブを作りたいというポリシーを持ってクラブ開発をしているメーカーなので、どのクラブも基本的にはターゲットに対してやさしいクラブというような考え方でクラブを作ります。今回のi530アイアンは飛距離性能を追求しつつ、やさしさも考えて作られているモデルになっています。

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構造的には中空構造のモデルですが、見た目はマッスルバックのようにきれいでカッコいいヘッドです。

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今作はヘッド内部の後壁を約40%薄くすることで、さらに低重心化出来るように余剰重量を多く作ったそうです。

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さらに前作よりもコンパクトになった内部空間に、サウンドリブを搭載し心地よい打音を実現しています。

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さらに、インパクト時の振動を抑制するEVAポリマーを内蔵し打感も追求しています。前作よりさらに余計な振動がなくなった印象があります。

飛距離に関しての部分ではロフトです。前作は7番が29度で、今作「i530」は7番が27.5度とさらに立ってきて、それでいて高さもしっかり出るような仕様になっています。

ロフトを立てて球の高さが出ないとただのロングアイアンになってしまいます。ライナーで飛んでも意味がなくて、あくまでもアイアンは狙うクラブなので、高さが出てある程度のスピンがともなわないとグリーンで止めることができません。その辺のバランスを改めて見直したのかと思うくらい、高さもあり飛距離が出てバランスのいいアイアンだという印象を受けました。

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PINGのアイアンは「i」シリーズと「G」シリーズに大きく分けて2つに分けられています。

「G」シリーズの方は見た目の安心感があり、「i」シリーズの方はどちらかというとシャープでカッコいい、一見小ぶりですごく操作性が良さそうに見える顔になっています。ただ、「i530」に関しては操作性はあまりありません。どちらかというと芯を外した時のミスへの寛容性を高めている印象があります。

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小ぶりな分重心距離がそんなに長くないので、ある程度の操作はできるのですが、操作をしようとしてもクラブが勝手に補正して、直進性の高い球を打たせてくれます。小ぶりなのに操作性より直進性が高い、いい意味でギャップがあるクラブです。それくらい小ぶりなのにやさしい仕上がりになっています。

i530 アイアン試打した感想

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やはり7番の飛距離ではないです。通常の7番と同じくらいの長さですが、しっかり芯でとらえると自分がイメージする着弾点より2番手くらい前に行く感じです。高さ的にも違和感がありません。強烈に飛ぶようなスピンレスの球ではなく、ちゃんとスピンもともなっていて高さも出てるけど落ちどころでビックリするというような仕上がりです。「こんなことが出来るんだ」と感じさせてくれるアイアンです。

i530 アイアンおすすめユーザー

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小ぶりな顔でミスに強いモデルがほしい人は、ぜひ試してほしいです。ただ、そういう人は飛距離を追求するより安定感を求める人の方が多いので、ちょっとビックリするくらい飛ぶということを覚悟して打ってください。球質が変わらないのに飛距離だけ伸びることに驚きます。

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PINGのアイアンをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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