連載:高校野球2024・夏の地方大会「エリア別大展望」

高校野球「実力校ランキング・24年夏」東東京編 バランスの取れた関東一か、強打の帝京か

上原伸一
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戦力充実の関東一は穴らしい穴がない。開幕戦で八戸学院光星に惜敗したセンバツの悔しさを晴らすためにも、もう一度甲子園の舞台へ 【写真は共同】

 7月7日に開幕する東東京大会。昨年は共栄学園が初優勝を飾ったが、今年はどこが甲子園の切符を掴むのか。有力10校を挙げ、大会を占ってくれたのは、東京を拠点に活動し、アマ球界に精通する上原伸一氏。センバツ出場校の関東一、春の東京大会を制した帝京の2校が抜けていると同氏は見ている。

どの打者にも一発がある帝京は春10戦で16本塁打

昨年に続いて春の東京大会で優勝した帝京。奈良を中心とする打線は破壊力抜群で、13年ぶりの甲子園出場は可能性十分だ 【YOJI-GEN】

 今年の「東」は関東一(秋季:優勝/春季:ベスト16)と帝京(秋季:一次予選敗退/春季:優勝)が2強の様相を呈している。関東一は春こそ4回戦で敗れたものの、昨秋の優勝校であり、今春のセンバツに出場。帝京は今春、圧倒的な攻撃力で東京を制した。両校とも隙がない布陣を誇り、いずれも複数の注目選手がいる。

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著者プロフィール

1962年、東京生まれ。外資系スポーツメーカーなどを経て、2001年からフリーランスのライターになる。野球では、アマチュア野球のカテゴリーを幅広く取材。現在はベースボール・マガジン社の『週刊ベースボール』、『大学野球』、『高校野球マガジン』などの専門誌の他、Webメディアでは朝日新聞『4years.』、『NumberWeb』、『ヤフーニュース個人』などに寄稿している。

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