同級生ライバル「川上憲伸×高橋由伸」が初対談 「今季の新人王予想」「歴代最強新人王は誰か?」徹底討論!
1998年、白熱の“新人王争い”を繰り広げた川上憲伸氏(左)と高橋由伸氏(右)。二人が分析する「今季の新人王予想」は必見! 【スリーライト】
この「新人王」をテーマに、スポーツナビのYouTube(野球チャンネル)では元中日ドラゴンズの川上憲伸さん、元読売ジャイアンツの高橋由伸さんによる対談が実現した。二人は大学時代からのライバルであり、ともにドラフト1位でプロ入りした1998年には史上稀に見るハイレベルな新人王争いを繰り広げたことでも有名だ。
そんな「伝説のルーキー」だった二人に、今季の若手選手たちの奮闘ぶりや、歴代の新人王で誰が凄かったのか、さらにはお互いの新人時代の裏話まで、じっくり語り合ってもらった(YouTube動画は全5回のシリーズ配信中)。
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憲伸&由伸が予想する今季のセ・パ新人王
まずはセ・リーグ。開幕当初に話題を独占したのはDeNAのドラ1ルーキー、度会隆輝で間違いない。「セ・リーグ新人史上初の開幕から2試合連続弾」という最高のスタートを切ったが、その後は決して順風とは言えず、2軍落ちも経験した。
高橋さんは「やっぱりプロの世界は甘くない」と語り、川上さんは「何年もプレーした選手でも(調子の)波はある。調子を崩しても復活できることが重要」と、今後の復活にエールを送る。
そんな中、やはり気になるのは古巣の若手たち。高橋さんは「(新人王候補に)ジャイアンツが多いんです」と開幕スタメンを飾ったドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔、新人ホールド記録を作ったドラフト1位の西舘勇陽、慶応大の後輩でもある2年目の萩尾匡也をピックアップする。
これを受けた川上さんは、中日2年目の田中幹也に注目。守備が魅力の選手はチーム内での評価は上がっても、「新人王」という点ではアピールしにくい点も的確に解説してくれている。
一方、パ・リーグの注目新人王候補といえば、無傷の開幕4連勝で防御率はリーグトップの1.27(5月30日時点)という抜群の安定感を誇る西武のドラフト1位ルーキー、武内夏暉。ただ、二人が注目したのは、武内のピッチングそのものよりも、パ・リーグ最下位という西武のチーム状況について。いいピッチングをしても勝ち星が増えないと、違うプレッシャーを感じるというのだ。「妙に勝ち星を欲しがるとピッチングが変わる可能性もある」という危惧は、投手出身の川上さんならではと言える。
これと逆の見立てになるのは、ソフトバンクの育成出身、川村友斗だろう。今季開幕前に支配下登録を果たすと、打率3割前後をキープする活躍で首位を独走するソフトバンクを見事に支えている。
そんな川村が置かれた状況を解説する上で、高橋さんは同じ育成出身から新人王(2009年)に輝いた松本哲也(元巨人)さんを紹介。「松本みたいにチーム状況がいいと、脇役でもイメージが一気に良くなる」とは、元同僚だからこその目線と言える。
最終的に二人が発表したセ・パの新人王予想は? ぜひ動画でチェックしてほしい。
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