同級生ライバル「川上憲伸×高橋由伸」が初対談 「今季の新人王予想」「歴代最強新人王は誰か?」徹底討論!
「歴代新人王」を憲伸&由伸が語りつくす
歴代新人王の中でもひときわ輝きを放つ成績を残した長嶋茂雄氏。川上・高橋両氏も驚嘆するとともに、“ミスター伝説”の話で盛り上がった 【写真は共同】
第1回同様、やはり気になるのは古巣球団の歴代新人王。川上さんは中日の大先輩、権藤博さん(※1961年受賞)にまず注目。「35勝19敗 防御率1.70」という成績について、川上さんは「35勝ってどういうこと?」と驚き、高橋さんも「防御率1.70なのに19敗するの?」とこれまた驚愕。「中日は当時から打線の援護に恵まれなかったのでは?」という仮説を二人そろって提示していたのが面白い。
一方、高橋さんが熱く語ったのは、新人時代の恩師でもある長嶋茂雄元監督(※1958年受賞)。「打率.305、29本塁打、37盗塁」でトリプルスリーにあと一歩及ばずだった点に着目する。
実は長嶋さん、「ベースを踏み忘れたための幻の本塁打」というウッカリがなければ「新人でのトリプルスリー達成」だったのは有名な逸話。ただ、高橋さんが語る「長嶋茂雄伝説」はこれで終わらない。ベース踏み忘れ事件があったからこそ生まれた別の記録をはじめ、プライベートで遭遇した“規格外伝説”など、「数字以上に何かを残すのが長嶋監督」と至極のエピソードをいくつも披露してくれている。
続いて、同時代を生きた元巨人の上原浩治さん、元西武の松坂大輔さん(※ともに1999年受賞)の新人時代もプレイバック。上原さんの伝説シーン「ペタジーニ敬遠事件」を二人はどう見たのか? 松坂さんがルーキーイヤーに残した名言「自信が確信に変わった」を二人はどう感じたのか? 平成プロ野球名場面が見事に蘇る。
また、二人が野球少年時代だった頃のヒーロー、清原和博さんや野茂英雄さん、与田剛さんたちの新人時代を熱く語るシーンも必見。最終的に選んだ「最強新人王」は、球団レジェンドの大先輩か、同時代を生きた仲間か、少年時代のヒーローか……正解はぜひ、動画で確認いただきたい。
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