2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】ノーノー戸郷超えのセ投手は? 2日で33得点、鷹打線から3人がランクイン

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

DeNAを相手に快音を連発した村上宗隆が1位

 セ・リーグ野手部門は、DeNAとの3連戦でホームランを含む5安打を放った村上宗隆(ヤクルト)がトップに立った。2位には6試合で10安打を記録した小園海斗(広島)、3位には4番に座った一戦で存在感を示したオースティン(DeNA)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 村上 宗隆(ヤクルト)
 5月21日からの対DeNA3連戦で12打数5安打をマーク。3試合すべてで長打を放つなど、相性の良いDeNA戦で持ち前の打棒を見せつけた。続く24日の中日戦では2試合連続本塁打となる先制2ランを放ち、チームの連敗ストップに貢献した。

2位 小園 海斗(広島)
 対象期間中は24打数10安打とヒットを量産。特に活躍が光ったのは5月24日のDeNA戦だ。8回に無失点投球を続ける相手先発・東克樹からこの試合3安打目となる同点タイムリーを放つと、延長10回には勝ち越しアーチを描き、チームに勝利をもたらした。

3位 オースティン(DeNA)
 3年ぶりに4番を担った5月23日のヤクルト戦で、チームを勝利に導く大活躍。初回の先制打を皮切りに、4回の2号ソロ、5回の適時二塁打と快打を連発。負傷離脱中の牧秀悟や休養日でスタメンを外れた筒香嘉智に代わり、助っ人が打線をけん引した。

大量得点を挙げたソフトバンクから3人がランクイン

 パ・リーグの野手では、1試合2本塁打の活躍を見せた栗原陵矢(ソフトバンク)が1位に輝いた。2位には対象期間中に出場した4試合すべてで安打を記録した岸潤一郎(西武)、3位には現在打率リーグトップの近藤健介(ソフトバンク)が名を連ねた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 栗原 陵矢(ソフトバンク)
 5月に入ってから好調な打撃を見せているスラッガーが1位に輝いた。5月21日の楽天戦では、3回に今季第1号ソロ、5回に2号2ランを放つなど、4安打6打点の活躍。翌日の一戦でも二塁打を含む2安打1打点を記録するなど、チームの大勝に貢献した。

2位 岸 潤一郎(西武)
 対象期間中は4試合にスタメン出場し、すべての試合で安打をマーク。5月25日のオリックス戦では、適時打を含む3安打の活躍でチームの連敗ストップに貢献。翌日の試合では8回にダメ押し3ランを放ち、再び勝利を呼び込んだ。

3位 近藤 健介(ソフトバンク)
 2週連続のランクインとなった。対象期間中は5試合すべてでヒットを記録し、計16打数7安打をマーク。さらに7安打中4安打が二塁打となっており、5月22日と24日の試合では好機でタイムリーツーベースを放って中軸の役割を果たした。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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