2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】ノーノー戸郷超えのセ投手は? 2日で33得点、鷹打線から3人がランクイン

データスタジアム株式会社

トップは一軍昇格から2連勝をマークした虎の助っ人

 セ・リーグの投手では、巨人戦で好投を見せたビーズリー(阪神)がトップに立った。2位には好相性の広島戦で今季4勝目を挙げた大竹耕太郎(阪神)、3位には来日最多の120球を投げて1カ月ぶりの白星を手にしたケイ(DeNA)が名を連ねた。また、5月24日の阪神戦でノーヒットノーランを達成した戸郷翔征(巨人)は、意外にも9位という結果となった。

【データ提供:データスタジアム】

1位 ビーズリー(阪神)
 5月25日の巨人戦で6回無失点7奪三振の好投。力強い直球とキレのある変化球を駆使し、相手打線を3安打に抑えた。今季は右肩のコンディション不良で出遅れていたが、ここまで一軍と二軍合わせて40イニング連続無失点とスコアボードにゼロを並べ続けている。

2位 大竹 耕太郎(阪神)
 5月22日の広島戦で先発し、7回無失点で今季4勝目をマーク。5回と7回はともに無死一二塁とされたが、いずれも後続を3者連続で凡打に打ち取りピンチを脱出した。この試合を含め、広島戦は通算9試合で7勝無敗、防御率0.60と抜群の成績を残している。

3位 ケイ(DeNA)
 5月21日のヤクルト戦で先発し、8回4安打無失点の快投を披露。7回には先頭の村上宗隆に二塁打を許すも、後続から2つの三振を奪うなどしてこのピンチを切り抜けた。来日初となる8回のマウンドもしっかりと抑え、4月20日以来の白星をつかみ取った。

番外編 戸郷 翔征(巨人)
 5月24日の阪神戦で史上89人目のノーヒットノーランを達成した戸郷は、RSAA1.35でランキング9位という結果となった。その理由としては、9イニングを投げて5奪三振と奪三振率が低かったことや、安打のリスクが高い外野へのフライが比較的多かったことが挙げられる。とはいえ、相手にヒットを許すことなく27個のアウトを積み重ねることの難しさは、野球ファンであれば誰もが知るところ。今回のピッチングが称賛に値することは間違いないだろう。

楽天の先発陣を引っ張る若手左腕がトップ

 パ・リーグの投手では、8回3安打1失点の力投を見せた早川隆久(楽天)が1位に輝いた。2位には好リリーフが光った本田仁海(オリックス)、3位にはリーグ最年長の和田毅(ソフトバンク)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 早川 隆久(楽天)
 5月24日の日本ハム戦に先発。5回までは相手打線をノーヒットに封じ、7個の三振を奪うなど圧倒。6回に3連打を浴びて得点を許したものの、その後は2イニング続けて三者凡退と立て直した。白星こそつかなかったが、8回を1失点に抑える力投を披露した。

2位 本田 仁海(オリックス)
 5月に一軍昇格を果たしたリリーフ右腕がランクイン。23日の日本ハム戦では6回の無死一二塁からマウンドに上がり無失点で切り抜けると、翌24日の試合では1イニングを三者凡退に抑え、2試合続けて勝利投手となった。対象期間中は4試合に登板して無失点、計5奪三振を記録した。

3位 和田 毅(ソフトバンク)
 5月22日の楽天戦で先発し、7回3安打無失点の好投。3回までは相手打線をパーフェクトに抑えるなど、二塁すら踏ませない安定感抜群のピッチングで今季2勝目を挙げた。これで40歳以上での登板で通算22勝目となり、40歳以上の勝利数で歴代単独4位に浮上した。

2/2ページ

著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント