2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】パ投手は佐々木朗希がトップ セ野手で1位に輝いた阪神勢は?

データスタジアム株式会社

開幕2試合で計12イニングを3失点だったロッテ・佐々木。4月7日のオリックス戦では7回を投げて9奪三振をマークした 【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

奪三振ショーを披露したロッテ・佐々木が1位

 パ・リーグ投手部門の1位は、計12イニングを投げて16奪三振をマークした佐々木朗希(ロッテ)。2位には開幕戦で快投を披露した今井達也(西武)、3位には7回1死まで完全投球を見せた北山亘基(日本ハム)がランクインした。

【データ提供:データスタジアム】

1位 佐々木 朗希(ロッテ)
 3月31日の日本ハム戦では5回1失点7奪三振、4月7日のオリックス戦では7回2失点9奪三振と持ち味を存分に発揮した。7日の登板は立ち上がりこそ制球に苦しむも、3回以降は立ち直り相手を圧倒。自己最多となる111球を投げ、今季1勝目をマークした。

2位 今井 達也(西武)
 楽天との開幕戦で7回2安打無失点11奪三振の投球を披露。二塁すら踏ませない快投で自身初の大役を白星で飾った。4月5日の日本ハム戦では7回に集中打を浴びるなど計10本のヒットを許すも、粘り強く投げ抜いて7イニングを2失点にまとめた。

3位 北山 亘基(日本ハム)
 4月3日の楽天戦で今季初登板。力強い直球を軸にした投球で序盤から三振の山を築き、7回1死まで1人の走者も許さなかった。その後、小深田大翔に四球を与えたところから1点を奪われて降板となったものの、自己最多の10奪三振をマークする快投で白星を手にした。

昨季11勝をマークした広島の左腕がトップ

 セ・リーグの投手部門では、7回無失点の好投でチームに勝利を呼び込んだ床田寛樹(広島)が1位に輝いた。2位には計5試合に登板した桐敷拓馬(阪神)、3位には7回2失点の力投を見せた高橋奎二(ヤクルト)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 床田 寛樹(広島)
 4月2日のヤクルト戦に先発して7回無失点の好投。被安打4はいずれも単打で、クリーンアップから6つの三振を奪うなど力強いピッチングを披露。自身に白星こそ付かなかったものの、チームの勝利に貢献した。

2位 桐敷 拓馬(阪神)
 9試合中5試合に登板と、開幕からフル回転の働きを見せている左腕が2位にランクイン。3月31日の巨人戦では両軍無得点で迎えた7回に登板すると、2つの三振を奪うなど三者凡退で相手の攻撃を退け、今季初勝利を手にした。

3位 高橋 奎二(ヤクルト)
 4月4日の広島戦に先発。6回までは3安打無失点と危なげない投球を披露。3点リードで迎えた7回に味方の失策が絡んで2失点を喫したものの、その後のピンチをしのいでリリーフにバトンタッチ。7回2失点の好投で先発の役割を果たした。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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