審判資格を持つグラビアアイドルがFC東京を激推し!  鈴原すず的、国立観戦のススメ

馬場康平

グラビアアイドル鈴原すずさん(左)がFC東京を応援するきっかけの一人となった森重真人(右)。幼少期から大ファンだというFC東京の推しポイントを紹介してもらった 【馬場康平】

 至極のフットボール劇場が開演する。FC東京は、4月3日(水)に浦和レッズと、4月7日(日)に鹿島アントラーズと、いずれも国立競技場を舞台に火花を散らす。そこで今回はグラビアアイドルで、今春高校を卒業した鈴原すずさんに熱烈なFC東京愛と、国立観戦のススメを語ってもらいました。

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家族と一緒に育んだFC東京愛

──まずはサッカーが好きになったきっかけを教えてください。

 元々、両親がFC東京さんのファンで、それがきっかけで試合を観るようになりました。これまでいろんなスポーツを観てきたんですけど、その中でも自然とサッカーに惹かれるようになりました。きっと、ルールが分かりやすくて、子供でも観戦しやすくてハマったのかなと思います。

──初めて味スタに行った時のことを覚えていますか?

 初めて味スタに行ったときは、もうすごく小さい時で全く記憶にないんです。両親から行ったんだよって話は聞いたことがあります。我が家ではサッカー観戦でいろんなところに行ったんですけど、これまで全然写真を撮っていなかったんです。芸能活動を始めてから、SNSに載せるためにやっと写真を撮るようになったって感じです。

──ちなみに最初に好きになった選手っていたんですか?

 最初は、森重真人選手のことを好きになりました。落ち着いてプレーをされていて的確な指示とか、あとは1対1の強いところとかもすごくいいなって思っていたり、そういうプレーに惹かれました。

──なかなか渋いところの話をしますね。両親の影響もあったようですが、FC東京にそれだけはまった1番の理由ってありますか?

 FC東京にはまったのは、やっぱり思い入れが強かったのだと思います。両親が応援していて自分も自然と観るようになって、今ではJリーグはJ2まではいつも全試合観ています。でも、やっぱりその中でもFC東京はずっと応援してきた経緯があります。

──ご両親がFC東京を好きになったきっかけを聞いたことはありますか?

 理由は少し単純だったみたいなんです。元々はスペインのFCバルセロナが好きだったって聞きました。それで、Jリーグを見るってなったときに、ユニホームの色が似ているからだったと言っていました(苦笑)。最初のきっかけはそうだったみたいなんですが、Jリーグを観てきたなかでやっぱりFC東京のことが好きになっていったみたいです。私も小さいころから自然と好きになっていきました。

──ちなみにボールを蹴ったことはありますか?

 いや、全然なくて。小学校の時に男の子たちと昼休みとかで遊びにちょっと混ざったぐらいなんです。あと審判資格の3級も取って、審判をやったりしています。

記憶に残る2つの決勝戦

2020年のルヴァン杯優勝よりも、当時J2で天皇杯優勝を遂げたときの方がうれしかったという鈴原さん 【Photo by Etsuo Hara/Getty Images】

──過去の思い出に残っている試合はありますか?

 2020年のルヴァンカップの決勝もそうですし、あとこれは映像で観た試合なんですけど、2006年の多摩川クラシコ5-4の打ち合いの試合も好きです。『ラブ!!Jリーグ』(テレビ朝日)という番組に出演させていただいたときもその試合を紹介したぐらい思い出に残っています。その試合が行われたときは1歳なんですけど、両親にもその試合の話を聞いたことがあって、ある程度の年齢になった時に観てすごいなって思いました。

──ルヴァン杯の決勝戦で森重選手がカップを掲げた場面は最高でしたね。

 すごいうれしかったんですけど、森重選手で1番うれしかったのはJ2を戦った2011年度の天皇杯決勝なんです。降格したことを森重選手は自分の責任みたいに思っていて、優勝して1年でJ1復帰を決めて、その後に第91回の天皇杯決勝でゴールを決めた。そこで、森重選手も考え方が変わったってお話をされているのを見て森重選手好きとしてはそこがすごく好きです。2020年よりもそっちが好きです。

──ちなみに今年のFC東京を人に紹介するんだったら、どんなところをおすすめしたいですか?

 今シーズンのFC東京をオススメするなら……シーズン開幕前に攻撃的な選手を補強できたので、攻撃陣にタレントが揃っていると思います。例えば小柏(剛)選手もまだ途中出場しただけですし、ヤンさん(高宇洋)はまだ公式戦には出ていないけど、今季加入した選手たちが最初から出た時は攻撃力が結構上がると思うので、そういうところに注目していきたいです。(このインタビューの後日、高はアビスパ福岡戦で先発デビューを飾り、3-1の今季初勝利に貢献した)。

 あとは松木(玖生)選手もプロ3年目になって実際に今季からキャプテンも任せられて、どんどんリーダーらしくなっていると思っています。攻守で力を発揮できる選手になってきているので、そういうところもオススメしたいところです。

──好きになった、きっかけの1人でもある森重選手も今年でプロ19年目になりますけど、彼が歩んだキャリアと年齢がちょうど同じぐらいですよね。

 18なので。そうですね、もうほぼ同じぐらいです。

──自分が生まれた時からプロサッカー選手をやってきたことをどう思いますか?

 すごいですよね。もう私が赤ちゃんのころから、ずっとサッカーに打ち込んでやってきている。本当にすごいなって思いました。先ほどお話させていただいて、座右の銘が『継続は力なり』と話をされていました。森重選手はサンフレッチェ広島の育成組織にいてお声が掛からなくて、きっと悔しい思いをしながら広島皆実高校に行って、それでも諦めずにずっとやってきた。その努力ができる方なので、そこはすごいなって思います。

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著者プロフィール

1981年10月18日、香川県出身。地域新聞の編集部勤務を経て、2006年からフリーに。現在、『東京中日スポーツ』等でFC東京担当記者として取材活動を行う。2019年に『素直 石川直宏』を上梓した。

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