PGAツアーとLIVゴルフの強豪選手が日本ツアー「ダンロップフェニックス」で対決!
左から今年の全米オープンを制したウィンダム・クラーク、2021年のマスターズ覇者・松山英樹、今年の全米プロゴルフ選手権を制したブルックス・ケプカ。初日と2日目は同じ組でラウンドする 【Photo by Getty Images】
マスターズはオーガスタナショナルGC、全米プロゴルフ選手権は全米プロゴルフ協会、全米オープンは全米ゴルフ協会(USGA)、全英オープンはR&Aがそれぞれの主催者である。各団体は主催するメジャーの試合で、LIVゴルフ選手の出場を認めたので、例えばマスターズではジョン・ラームとブルックス・ケプカの優勝争いが実現するなど、世界最高峰の選手たちによる戦いを見ることができた。
LIVゴルフの今年のメジャーチャンプ、ブルックス・ケプカとPGAツアーのメジャーチャンプ、ウィンダム・クラークが日本で激突
今年の6月7日に発表されたPGAツアーとLIVゴルフの「電撃統合」。具体的な動きが徐々に進んでいるようだが、この日本でLIVゴルフとPGAツアーの強豪選手が対決することになった。11月16日に開幕するダンロップフェニックストーナメントに、今年の全米プロゴルフ選手権覇者であるブルックス・ケプカと、全米オープン覇者であるウィンダム・クラークが出場するのだ。
ライダーカップにはLIVゴルフのブルックス・ケプカが出場したが、メジャー以外でPGAツアーとLIVゴルフのトップ選手が戦うのはほぼ例を見ない。
懐かしの4大メジャーチャンプが集まるPGAグランドスラムを思い出させる招待選手
日本でもテレビ中継され、1998年からダイガー・ウッズが5連覇を果たすなど盛り上がりを見せた。
2015年はトランプ・ナショナルGCロサンゼルスで開催予定だった。ところがゴルフ場のオーナーで大統領選の候補だったドナルド・トランプ氏の暴言で、主催する全米プロゴルフ協会は開催地を白紙化した。そして2016年に大会の中止が決定し、今に至るまで実施されていない。
PGAグランドスラムの過去の出場者をチェックしてみると、メジャーチャンピオンが4人揃った年は少ない。そもそもメジャーで年間2勝以上した選手がいた場合は4人にならないので、特別参加者としてその年のメジャーチャンプ以外の選手が参加していた。タイガー・ウッズがメジャー3勝した2002年は、メジャーチャンピオンはタイガーと全米プロゴルフ選手権を制したリッチ・ビームのみだった。
2014年のPGAグランドスラム。この年のマスターズを制したバッバ・ワトソン、全米オープンを制したマーティン・カイマー、全英オープンと全米プロゴルフ選手権を制したローリー・マキロイ、さらにはこの年のメジャーは制していないがジム・フューリックが特別参加した。 【Photo by Scott Halleran/Getty Images】