連載:来春のセンバツ切符を掴むのは? 秋季大会2023「エリア別展望」

高校野球「秋の注目校5選」関東大会編 強力打線の健大高崎を花咲徳栄、桐光学園などが追う

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熾烈な埼玉県大会を勝ち抜き、4年ぶりに秋の県王者となった花咲徳栄は関東でも頂点を狙える力を持つ。4番を打つ石塚はプロも注目する大型遊撃手だ 【山口史朗】

 秋の関東大会は10月21日から栃木県で開催される。出場するのは、各県大会で上位に入った計15校。全国制覇の実績がある伝統校・強豪校がいくつも参戦する一方、近年力をつけてきている新興校も少なくない。そのなかでも特に注目したい5校を朝日新聞の山口史朗記者に挙げてもらった。

【秋季・関東大会出場校】※丸数字は秋季県大会の順位
・栃木:作新学院①、白鴎大足利②、文星芸大付③
・群馬:健大高崎①、明和県央②
・茨城:常総学院①、鹿島学園②
・千葉:中央学院①、専大松戸②
・埼玉:花咲徳栄①、昌平②
・神奈川:桐光学園①、横浜②
・山梨:山梨学院①、帝京第三②

健大高崎(群馬1位)

強力打線の4番に座る箱山。強肩を誇る優秀な捕手でもあり、攻守にわたってチームを牽引する大黒柱だ 【山口史朗】

 優勝候補の筆頭は、攻守に能力の高い選手がそろう健大高崎だ。群馬県大会では準決勝の前橋育英戦で14安打11点、明和県央との決勝も17安打で14点。6試合で計72得点を奪った打線は、全国屈指と言っても大げさではない。

 そのなかでも中心となるのが、4番で捕手の右打者、箱山遙人(2年)。身長176センチ、体重78キロとバランスの取れた体格から、中堅から右方向にも強い打球を飛ばす。捕手としても注目の逸材。強肩と下級生の頃から試合に出ていた経験を強みに投手陣を引っ張る。

 遊撃手の田中陽翔(2年)、中堅手の高山裕次郎(2年)らも来秋のドラフト候補に名前が挙がってくるだろう。

 投手はともに1年生で最速140キロを超える左腕の佐藤龍月、右腕の石垣元気が軸。佐藤は変化球の精度も高く、前橋育英を6回途中まで無安打に抑えた。石垣は最速146キロの直球が魅力。ハートも強く、ピンチで救援してもまったく腕が縮こまらない。

 主将も務める箱山は、「個々の能力は高くても、各選手がチームへの興味を持っていなかった」。新チーム発足当初はそんな悩みもあったが、勝ちを積み上げることでまとまりも出てきた。
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