カーリング新シーズンが開幕 オフに目立ったクラウドファンディングの着地点とは?
人気チームの選手の所属先がまだ未定
フィロシーク青森のフォース田中美咲 【(C)JCA IDE】
だからこそ考えるべきは、注目を集めている女子の上位チームや、オリンピアンを擁する国内屈指の名門が活動費を求めないといけないという点だ。現状を選手というよりJCA(日本カーリング協会)やチーム関係者は重く受け止める必要がある。
フォルティウスに関しては、小谷優奈と小林未奈の所属先(勤務先)が決まっていない。両選手ともJOC(日本オリンピック委員会)の就職支援事業「アスナビ」に参加し所属先を求めているが、7月現在でいまだ動きはない。強化費と同様に競技に集中できる生活環境も重要だ。
現代スポーツにおけるクラウドファンディングはある種の箱舟になるかもしれないが、打ち出の小槌ではないことは今一度、認識するべきだろう。客観的かつフェアで、現代に即した広い意見とアイデアが求められる。カーリングファン、スポーツファン諸兄はどうお考えだろうか。