<国内男子ゴルフ>初シードは7人。うち杉浦、岡田、下家は新人「松山さんの期待に」「岩田選手が好き」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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賞金レースと賞金シード争い「第43回 カシオワールドオープン」

11月21日ー24日 kochi黒潮カントリークラブ(高知県)7350yard・par72 ▼ 24日・大会最終日

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本大会を持って、賞金シード権争いが決着し、今年は7人が初の賞金シード入りを果たした

その中で新人が3人入った。

昨年の「ダンロップフェニックス」で史上7人目のアマ優勝を達成し、その場でプロ転向した杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)は、今年の「日本プロ」で通算2勝目を飾るなど、ランク10位で初の賞金シード入り。

肘の怪我によるブランクもありながらの健闘だった。

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岡田晃平(おかだ・こうへい)も、昨年12月にプロ転向したばかりの新人。

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ファイナルQT9位の資格で参加した今季は17試合に出て、トップ10が2回。

高知県の中土佐町出身で、地元開催の本大会は賞金ランキング48位で入ってきた。

「大会が地元で行われることを嬉しく思います。期待に応えたい」と上位進出を狙ったが、大会は37位、賞金は49位で終戦。

開幕前の目標は、出場30枠の次週「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場資格を取ることだった。

「今週はトップ3が必須、自分に厳しくやりたい」と語っていたが、上がり連続ボギーで順位を下げた風の3日目はすごく自分に怒っていた。

その前夜は、大学先輩の松山英樹から「頑張りなさい」と電話をもらっていたそうだ。

アマ時代に出場した米ツアーを機に、気にかけてもらうようになったそうで「まだ成績が下の僕にもいろいろ教えてくれたり、気にかけてくださる。期待に応えなければいけない」。

今回の結果は思うようではなかったが、来季の活躍が楽しみな一人だ。

3人目の新人下家秀琉(しもけ・すぐる)は、今季賞金61位で初シード入りを果たした。

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出場9試合でのレギュラー昇格も目覚ましいが、それより特筆すべきは、主戦場にしていたABEMAツアーでの快挙だ。

初優勝を飾った9月の「PGM Challenge」で最終日を4位タイから出て、1イーグル9バーディの「59」をマーク。同ツアーの史上最少ストロークタイ並びに54ホールの最多アンダーパーと最少ストロークの記録を更新。

周囲の度肝を抜いた。
同ツアーの賞金ランキングは11位につけ、来季の限定的な出場権は確保してあったが、レギュラー昇格にも滑り込んだ。

現在賞金1位を走る平田憲聖(ひらた・けんせい)は大学先輩で、「よく食事に誘ってもらう」と言い、将来の良いお手本だ。

今週、優勝の岩田寛(いわた・ひろし)も大好きな選手の一人といい、「今年最後に一緒に回りたかった」と、最終日の同組を狙ったが、実現しなかった。

「来年はご一緒できるように」と、来季の楽しみにとっておく。

ちなみに、本人もどことなく岩田と似たような雰囲気を醸すが180センチの長身をすくめて「とんでもないです。僕は話すのが苦手で、すぐ緊張してしまうだけで…」と、どんどん小声に。

難読だが、下家秀琉と書いてしもけ・すぐる
ヒロシワールドに次いで、スグルワールドもなかなか、興味深い。

⛳今季初シード入りを果たした選手

賞金10位 杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)
賞金27位 生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)
賞金43位 坂本雄介(さかもと・ゆうすけ)
賞金44位 高君宅(コ・グンテク)
賞金49位 岡田晃平(おかだ・こうへい)
賞金58位 篠優希(しの・ゆうき)
賞金61位 下家秀琉(しもけ・すぐる)
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