連載:高校野球2023夏の地方大会「エリア別大展望」

高校野球「実力校ランキング・23年夏」西東京編 東海大菅生、日大三の2強を追うのは全国制覇の実績を持つ2校

上原伸一
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センバツ8強の東海大菅生は投手力が強みだ。最大のライバル日大三には21年秋から3季連続で負けていたが、昨秋の対戦では3-2で競り勝って連敗を止めた 【写真は共同】

 西東京大会で頂点に立ち、甲子園の切符をつかむのはどこか。東京を拠点に高校野球を追い続ける識者に有力10校を挙げてもらった。センバツ出場校の東海大菅生と、同校とともに近年の西東京をリードしてきた日大三が今夏も優勝候補と言えるが、ともに全国制覇の実績を持つ桜美林と早稲田実など、他校も虎視眈々と甲子園出場を狙う。

東海大菅生はプロ注目の日當ら投手陣が充実

 秋に続き春も「西」はベスト8に5校。「東」を上回った。今夏も群雄割拠の様相を呈しているなか、一歩先を行っているのが、東海大菅生(秋季:優勝/春季:ベスト16)と日大三(秋季:ベスト4/春季:ベスト4)である。

過去5年では、東海大菅生が2回、日大三は2回優勝。ほぼどちらかが「西」を制している。今夏も両校の下馬評は高く、ともに優勝候補だ。
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著者プロフィール

1962年、東京生まれ。外資系スポーツメーカーなどを経て、2001年からフリーランスのライターになる。野球では、アマチュア野球のカテゴリーを幅広く取材。現在はベースボール・マガジン社の『週刊ベースボール』、『大学野球』、『高校野球マガジン』などの専門誌の他、Webメディアでは朝日新聞『4years.』、『NumberWeb』、『ヤフーニュース個人』などに寄稿している。

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