連載:高校野球2023夏の地方大会「エリア別大展望」

高校野球「実力校ランキング・23年夏」神奈川編 全国でも上位を狙える慶応と横浜が軸だ

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センバツで初戦敗退の悔しさを胸に、春夏連続出場を狙う慶応。長距離砲・渡辺らを擁する分厚い戦力は、激戦区の神奈川でも頭ひとつ抜けている 【写真は共同】

 167校(合同5チーム)が参加する全国屈指の激戦区・神奈川。この夏は、今春のセンバツを経験した慶応、夏3連覇をめざす横浜の戦力がやや抜けている印象だが、悲願の甲子園初出場を狙う相洋や、常連校の東海大相模なども虎視眈々だ。7月7日の開幕を前に、識者選定による「実力校ランキング」でトップ10の顔ぶれを見ていこう。

ワンランク上のチームになった慶応

 今春のセンバツを経験し、慶応はワンランク上のチームに成長した印象がある。春の県大会もきっちり勝ちきって優勝。春夏連続出場だけでなく、全国でも上位を意識できる。
 
 センバツでは、初戦の2回戦で昨夏の全国制覇メンバーが残る仙台育英(宮城)に延長10回、1-2で惜敗。9回に追いつきながら、タイブレークで敗れるという展開だった。

「ああいう試合ができて自信にもつながったし、悔しい想いもした。もう負けたくないと思った」と、主将の大村昊澄(3年)は言う。
 
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著者プロフィール

朝日新聞東京本社スポーツ部記者。2005年に朝日新聞入社後は2年半の地方勤務を経て、08年からスポーツ部。以来、主にプロ野球、アマチュア野球を中心に取材をしている。現在は体操担当も兼務。1982年生まれ、富山県高岡市出身。自身も大学まで野球経験あり。ポジションは捕手。

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