連載:高校野球2023夏の地方大会「エリア別大展望」

高校野球「実力校ランキング・23年夏」沖縄編 沖縄尚学とウェルネスに続くのは離島の雄・宮古

仲本兼進
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本命・沖縄尚学のエースは、侍ジャパンU18代表候補の右腕、東恩納。今春のセンバツでは2戦連続完投勝利でベスト16入りの立役者となった 【写真は共同】

 全国に先駆けて、6月17日から夏の甲子園をめざした熱い戦いがスタートする沖縄。頭ひとつ抜けた存在が、今春のセンバツでベスト16入りを果たした沖縄尚学であることに間違いはない。一方で日本ウェルネス沖縄、KBC学園未来沖縄、エナジックスポーツといった新興勢力の台頭も目覚ましく、まさに群雄割拠の様相を呈している。沖縄県の実力校ランキングのトップ10には、離島の雄・宮古をはじめ、甲子園初出場を狙う高校が6校を占めた。

頭ひとつ抜ける秋の九州王者・沖縄尚学

 今春のセンバツで16強入りした沖縄尚学が軸となりそうだ。とはいえ、春季県大会を制した日本ウェルネス沖縄(以下ウェルネス)をはじめ、夏連覇を目指す興南、上位常連校の宮古や豊見城といった県立校、2015年の創部ながらすでにプロ野球選手を輩出しているKBC学園未来沖縄(以下KBC未来)、さらに昨年開校したばかりのエナジックスポーツなど、沖縄大会は注目校が目白押しだ。
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著者プロフィール

1978年生まれ、沖縄県那覇市出身。県内ラジオ局に11年間勤務。FC琉球応援番組の制作を機に様々なスポーツの現場に密着取材。2013年に独立し、ライターに転身。Jリーグ登録フリーランスの琉球担当記者として、『EL GORAZO』、『サッカーダイジェスト』、『サッカーマガジン』、『J’sGOAL』、『ゲキサカ』、『スポーツナビ』、そして地元紙などに寄稿。また、高校野球などアマチュアスポーツの取材も精力的に行なう。

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