ファン&解説者が予想!ど~なる? 2023年のプロ野球

ファンが2023年パ・リーグの順位を予想 大型補強に成功したソフトバンクが覇権を奪回か

赤星元信

吉井理人新監督の采配が注目されるロッテは4位の予想だが、上位進出もあり得る 【写真は共同】

【楽天】

1位予想:3.33%
2位予想:7.68%
3位予想:21.43%
4位予想:28.95%
5位予想:25.35%
6位予想:13.26%


 昨季は開幕ダッシュに成功し、31試合で24勝6敗1分の貯金18。残り112試合を勝率5割でいけばシーズン80勝到達で、結果的に76勝した1位オリックスと2位ソフトバンクを上回っていた。チーム得点2位、チーム守備率も1位だった。

 しかし、田中将大9勝、岸孝之8勝、涌井秀章4勝(中日移籍)、則本昂大10勝、早川隆久5勝、松井裕樹32セーブ(最多セーブ)ながらチーム防御率が6位、結果は歴史的な失速での4位に終わった。

 今季はプロ3年目の早川の成長、ドラフト1位の荘司康誠(立教大)、阿部寿樹(中日131安打)の加入で、捲土重来を期す。

【ロッテ】

1位予想:3.52%
2位予想:4.84%
3位予想:14.36%
4位予想:21.07%
5位予想:34.36%
6位予想:21.85%


 ロッテも新監督・吉井理人が就任した。昨22年は佐々木朗希―松川虎生の、若い「完全試合バッテリー」が注目を集めたが、チームの順位は2位から5位へと転落した。

 打力不足を機動力で補い、得点に結びつけるチームカラーは変わらなかった。高部瑛斗が44個で盗塁王に輝いた。安田尚憲(102安打)、佐藤都志也(77安打)、山口航輝(16本塁打)ら、さらなる成長が楽しみである。

 新外国人打者のポランコ(巨人24本塁打)、新外国人投手のメルセデス(巨人5勝)、ドラフト1位投手の菊地吏玖(専大)にも期待が集まる。

【日本ハム】

1位予想:3.37%
2位予想:2.76%
3位予想:9.77%
4位予想:10.74%
5位予想:18.82%
6位予想:54.55%


 混沌としたパ・リーグにあって16・5ゲーム差の圧倒的最下位。とはいえ、17年以降の6年間では3位1回、5位4回と、活性化が必要だった。新庄監督の積極采配で、吉田輝星が51試合登板、清宮幸太郎が18本塁打、プロ11年目の松本剛は首位打者と意義はあった。

 今季、先発陣は昨季10勝の伊藤大海、8勝の上沢直之、8勝の加藤貴之、ノーヒットノーランのポンセに、ドラフト1位の矢澤宏太(日体大)が加わる。カギは北山亘基が9セーブに終わったストッパーか。

 野手では近藤健介がFA移籍したが、捕手で伏見寅威(オリックス76試合)、A.マルティネス(中日82試合)を補強。球場も札幌ドームから、フェンスが低いエスコンフィールド北海道に移転。2年目の「新庄劇場」に期待がかかる。


(企画構成:スリーライト)

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