桜花学園は昨年のウインターカップで3年連続24度目の優勝を達成。高校女子バスケ界の女王として君臨する。今年も優勝候補の一角だ。そこで今大会の開幕を前に桜花学園のOGで元女子日本代表の三好南穂さん（トヨタ自動車アンテロープス サポートコーチ）に同校のベスト5を選んでもらった。オリンピックのメダリストをはじめ、多くの選手が卒業後も活躍しているだけに、どのような選手が選ばれるだろうか。

――前編では2000年〜2010年のベスト5を選出。続いて2011年〜2022年の選考をしていきましょう。ガードは三好さんが入ってきますね。

三好　いや、私は絶対に入らないですよ。まず、ポイントカードのところでは山本麻衣（トヨタ自動車）だと思います。

――ガードでいうと、森田菜奈枝さん（元東京医療保健大学）、高辻真子さん（元ミツウロコ）、遠藤桐さん（元アイシンウィングス）、江村優有さん（早稲田大学3年）といった名前も挙がってきますね。

三好　そうですね。ただ、1年生からスターターで出ていて、しかも勝利への貢献度となると、山本の存在は大きいですよね。自ら点を取ることができて、技術もありました。あのインパクトは相当だったと思います。

　2番は平下愛佳（トヨタ自動車）かなぁ。高校時代のプレーは主に映像で見ていましたが、とにかくシュートが入るなという印象。水島さんもそうでしたが、モーションが速かったですね。ただ、当時は2番ではないですよね。

――3番ですね。平下さんの代はインサイドには岡本美優さん（東京医療保健大学3年）、オコンクウォ スーザン アマカさん（白鷗大学2年）の2人がいました。

三好　あ！　彼女はすごいですよね。