WC直前!川崎・篠山竜青(北陸高校OB)、広島・辻直人(洛南高校OB)が選ぶ出身校ベスト5
篠山竜青と辻直人が選んだ出身校ベスト5に選ばれたのは? 【バスケットボールキング】
WCは楽しみな大会。特にメインコートのプレーは最高!
篠山 ウインターカップといえば楽しい思い出が一番ですね。3年生の時は準優勝、2年生の時はベスト8、1年生の時も準優勝という結果でした。当時の北陸高校はやっぱり、インターハイに向けてチームをしっかり作って夏にしっかり結果を出すところにフォーカスしていたし、そういう伝統というかチームの作り方をしていました。なので、ウインターカップは本当に最後のお祭りをいうイメージがありました。もちろん目の前の試合に勝ってうれしい、負けて悔しいという気持ちはありましたし、高校生の最後は準優勝だったこともあって、すごく楽しかったなというのが僕は一番大きいですね。
辻 僕たちも楽しむ気持ちはありましたが、どちらかというと夏のインターハイ、秋の国体で勝てずに悔しい思いをしていていたので、最後は勝って終わろうと思っていました。夏秋を経てチームが強くなっていく手応えもありましたし、最後で全国制覇という一つの目標を成し遂げたいという思いが強かったなと思いますね。
――篠山選手の高校最後の試合は洛南との決勝でした。
篠山 北陸と洛南は1年を通して何度も練習試合をしていました。インターハイは僕たちが勝ちましたが、洛南がちょっとずつちょっとずつ下級生中心に、どんどんみんなが成長してきて、チーム力的にも成熟していってるのはすごく感じていました。最後の最後、僕らの前がかりのプレスもガード陣にかき回されて。本当に完敗だなというか、逆にすがすがしく思いましたね。
――この試合で洛南の湊谷安玲久司朱(元横浜ビー・コルセアーズほか)選手がウインターカップ決勝での最高得点タイ記録となる40得点をマークします。
辻 あのときはアレクさんにボールを渡しておけばなんとかなるという感じでした(笑)。
篠山 そうですね。アレクのシュートは落ちないし、サイズ的には洛南の方が圧倒的に上でしたし、夏勝った時は竹本(涼)選手と井関(慎平)選手のポイントガード陣にトラブルを起こすという作戦で、それが僕らの大事なキーでもあり、うまくいきました。しかし、ガードのところもうまくコントロールされて、最後の方はお手上げ状態でしたね。
――東京体育館の雰囲気は覚えていますか?
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