第1回WBCで日本を窮地に追い込んだ “迷審判”ボブ・デービッドソンの現在
第1回WBCで不可解な判定を下し、当時の王監督から猛抗議されるデービッドソン球審(右)。WBCの季節が近づくたびに思い出される名物アンパイアだ 【Stephen Dunn/Getty Images】
アメリカ人審判がアメリカ代表に忖度?
「ご連絡ありがとう。ただ残念ながら、私を取材したいというあなたの依頼を断らなければなりません。幸運を祈っています。 ボブ・デービッドソン」
取材拒否の詳細は語られておらず、何が原因だったのかは分からない。ちょうど忙しい時期だったのか、個人的な理由か、あるいはコンタクトを取ったのが日本のメディアだったからか。デービッドソンと日本野球の微妙な関係が、もしかしたら影響したのかもしれない。
デービッドソンと言えば、ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)での誤審騒動を真っ先に思い出す日本のベースボールファンは多いだろう。2006年の第1回WBC、アナハイムのエンゼルス・スタジアムで行われた2次ラウンドの日本対アメリカ戦で起こった“事件”は、あまりにも有名だ。
日本は3-3で迎えた8回1死満塁から、岩村明憲がレフトへ浅いフライを打ち上げ、三塁走者の西岡剛がタッチアップから生還する。ところが、西岡の離塁が早かったとして、球審のデービッドソンがアウトを宣告。一旦は二塁塁審がセーフの判定をしたにもかかわらず、アメリカ側の抗議を受けて球審が判定を覆すという、まさに前代未聞の出来事だった。
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