連載:井端と西尾が語る2022ドラフト上位候補選手

二刀流・矢澤、“即戦力”蛭間や山田らの評価は? 井端と西尾が語るドラフト上位候補・大学/社会人編

Timely!編集部
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 現役時代は中日、巨人で活躍し、現在はNTT東日本のコーチとして有望なアマチュア選手達をチェックし続けている井端弘和さん。そして、年間300試合以上アマチュア野球を観戦し、ドラフト中継番組の解説者としてもおなじみの野球ライター・西尾典文さん。このお二人に今年のドラフト上位候補となるであろう大学・社会人選手について語っていただきました。

社会人が分かっていても捉えられない、荘司の真っ直ぐ

4年生になってからの成長が著しい荘司(立教大) 【写真はYOJI-GEN】

西尾 井端さんがご覧になられて、大学生で気になった選手はいますか?

井端 ピッチャーだと荘司(康誠/立教大)ですか? 大学3年まで球は速かったんですけどコントロールがなかったんですよね。

西尾 そうですね。勝ててなかったですもんね。

井端 今年になってから制球がよくなってそこそこトライクが取れるようになって、ボールになってカウントで苦しむことがなくなりましたね。見た目から本格派で、いかにも良いですよね、なんか。

西尾 いかにもピッチャーですよね。

井端 そういうピッチャーって、プロに入ってもやるなっていうイメージができますし、マウンド上の立ち居振る舞いも悪くないなというところでは、僕は良い(ピッチャー)かなと思ってますね。

西尾 去年までリーグ戦で実は1勝もしていなかったんですけど、この春から大分勝てるようになってJAPANにも選ばれて。

井端 春先に(コーチを務めるNTT東日本と)練習試合をやったんですけど、ほぼ真っ直ぐですよ。それが分かっていてもなかなか捉えられない。バットには当たるんですけどバックネットに当たってファールとかが多くて。リーグ戦がちょっと気になって見ていたんですけど、リーグ戦ではその真っ直ぐがちょっと減り、変化球もちょっと増えてましたね。真っ直ぐでもっといけばもっと怖いピッチャーになるのかなと思って見ていますけどね。あとは専修大の菊地(吏玖)はコントロールが良いなと思いましたね。
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