会心のドラフト指名・ロッテ編 千葉移転後の選手が大半も1位はやはり…
アンダースロー受難の時代にドラフト4位でプロ入りし、その有効性を自らの力で証明した渡辺。懐疑論もあるなかで指名したロッテの判断は正しかった 【写真は共同】
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10位:藤田宗一(97年ドラフト3位/投手/西濃運輸)
「勝負の1年目」から56試合に登板し、防御率2.17をマーク。3年目の00年にはリーグ最多の70試合に登板し、最多ホールド投手のタイトルを獲得。05年の日本一にも貢献した。長きに渡りロッテのブルペンを支え続けた「鉄人」は、全てリリーフでの通算600試合登板を達成した11年にソフトバンクで引退した。
8位タイ:岡田幸文(08年育成ドラフト6位/外野手/全足利クラブ)
育成指名での入団だったが、1年目の開幕直前に支配下登録に。ロッテに限らず、クラブチームからプロに入った選手では最も成功した1人だろう 【写真は共同】
肘の故障で日大を中退。完治した04年から地元栃木のクラブチームでプレーを再開し、その年に全日本クラブ選手権優勝。チーム在籍5年目の08年、ロッテから育成ドラフト6位指名を受けた。
武器である俊足と堅守をアピールし、1年目に早くも支配下登録を勝ち取ると、チームが日本一まで駆け上がった10年に大ブレイク。「エリア66」とも言われたセンターでの堅守は、多くのプロ野球ファンを魅了し、2度のゴールデングラブ賞を獲得。自らのグラブで輝ける場所を掴み取り、「育成の星」となった。
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