連載:世紀の一戦「メイウェザーvs.朝倉未来」に刮目せよ

青木真也が「メイウェザーvs.朝倉未来」を斬る! 「俺がメイウェザーとやるなら、秘策は…」

高崎計三
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独特の表現でメイウェザーvs.朝倉未来戦を紐解いた青木真也 【高崎計三】

 青木真也に、9月25日の「超RIZIN」で行われるメイウェザーvs.朝倉未来について聞いたら、かなりの毒舌でぶった斬りとなってしまった(前編参照)。なので、「どうすれば面白くなるのか?」「青木自身がメイウェザーと対戦するとしたら?」というテーマで質問を重ねてみた。そこで飛び出した仰天戦法とは?(取材・構成・写真/高崎計三)

メイウェザーvs.未来、“理想の展開”とは?

──青木選手が「メイウェザーvs.朝倉未来」に期待していないことは、よく分かりました(笑)。でも、試合が行われるからには楽しみたいじゃないですか。なので、ちょっと視点を変えて、青木さんにとっての“理想のメイウェザーvs.朝倉未来”を想像してもらえませんか?

 そうなると、まず体重は揃えてほしいよね。

──今回、公式には体重契約なしですからね。

 それだけでも“勝負”として全然違うからね。それから、朝倉未来にはボクシングをやっているアピールをもっとしてほしい。ポーズでいいからさ。だって現状、ミット打ちしかやってないんだろうなってのは、俺でも分かるよ。そこのアピールをもうちょっと変えるだけで、緊張感も全然違ってくるからさ。そこで初めて、『何かあるんじゃないか』と思ってワクワクするわけだから。ほら、同じ日に皇治とやるヤツ、何て言ったっけ? あの会見で、朝倉未来を突き飛ばしたヤツ。

──ジジですね。メイウェザーのSPという。

 そう、アイツ。朝倉未来がジジと練習して圧倒して、『うぉ、やるな!』ってなるみたいなところが見たいよね。それか日本のプロボクサー、できれば王者クラスの選手とスパーリングするとか。それで『未来、ボクシングでもいけそうだな!』っていう空気にさせてほしいんだよね。期待感と勝負論はセットだから、勝負論に持ち込まないと。

──そのボクシング界からも、この対戦は冷ややかに見られている感じがあるじゃないですか。
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