ツインズ一塁手は新人・大谷翔平の“トラウト超え”示唆「おそらくは世界最高の選手」
2021年7月10日、マリナーズの本拠地で握手を交わす大谷翔平とイチロー氏 【Getty Images】
このときこそ、大谷と鈴木一朗、つまりイチローというメジャーでもっとも大きな成功を収めた日本人選手が直接対決することになるからだ。イチローはメジャーだけで通算3000本安打を記録し、日本のオリックス・ブルーウェーブでの1278安打も加わると、前人未到の数字といえた。日本で少年時代を送った大谷にとって、間違いなくイチローは憧れの選手の一人だった。
それまでにも何度か共通の知人を通じて夕食をともにする機会はあったが、球場での公式戦で直接対決するのはこれが初めてだった。だが、エンゼルスがシアトル入りする数日前に、この夢の対決は萎んでしまった。
イチローは、当時すでに44歳で、マリナーズのロースターから外されたのだ。実力からいえば、ほかにもっと勝利に貢献できる選手がいたからだ。イチローは残りのシーズンを選手ではない立場で、チームに帯同することになった(2019年の日本で行われた開幕2連戦にだけ復帰し、その後、正式に引退した)。
それでも、大谷は第1戦の前に外野でイチローと話すことができた。
いざ試合が始まると、イチローは大谷が単打1本と二塁打1本を放つのを目撃したが、マリナーズのファンは大谷が三振に倒れる姿を見て大喜びした。大谷は、前年の12月にマリナーズの誘いをソデにしていたが、ファンは大谷にそのことを否応なく思い出させた。
「ブーイングされるのには慣れていないので......」
大谷が素直に語った。
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