山縣亮太が客観視する自身不在の世界陸上 サニブラウン、坂井ら日本勢に熱視線

C-NAPS編集部
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2022年をリハビリに専念することに決めた山縣に、自身不在の世界陸上の見どころについて聞いた 【落合直哉】

 山縣亮太(セイコー)の9秒95を筆頭に、陸上の男子100メートルで9秒台を記録した日本人選手は4人いる。桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)、そして山縣の前の日本記録保持者であるサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)といずれも日本トップのスプリンターたちだ。

 しかし、現地時間7月16日開幕の世界陸上(オレゴン)では、小池が男子200メートルに出場するものの、男子100メートルはサニブラウン以外の主要メンバーが不在。代わりにその座を射止めたのは、布勢スプリントで10秒02を記録した新星・坂井隆一郎(大阪ガス)だ。また、400メートルリレーも前述のサニブラウン、小池、坂井に加えて、日本選手権で3位に入った10代の柳田大輝(東洋大)、上山紘輝(住友電工)、鈴木涼太(スズキ)とフレッシュな顔ぶれが目立つ。

 ニューフェイスの台頭が著しい日本陸上短距離界だが、実力者が複数不在のなかで世界と対等にわたり合うことはできるのか。“日本最速の男”山縣に、世界陸上での男子100メートル・400メートルリレーの展望を聞いた。世界陸上で3大会連続でのメダル獲得を狙うリレー侍の勝機とは。

サニブラウンは調子を上げれば決勝進出の可能性も

山縣不在の日本選手権は、サニブラウン(中央)が制した。また、坂井(左)が2位、柳田(右)が3位とニューフェイスの台頭も光った 【写真は共同】

――サニブラウン選手が今季好調を維持していますが、山縣選手から見てどの要因はどこにあると思いますか?

 彼は本当にポテンシャルが高い選手なので、ケガをせずに走れているのが大きいですね。痛めている箇所がなく、きちんと練習を重ねられている点が好調の一番の要因です。選手としてケガの心配がない状況をいかにして作るかというのは常に課題なのですが、サニブラウン選手はその点を上手くやれている印象がありますね。

――陸上の短距離選手は常にケガと隣り合わせの状態なのでしょうか?

 10秒1台を切るスピードを頻発していると、ケガのリスクが高まると個人的に考えています。速さを追求する練習だと、常に高負荷がかかっているのでケガとは隣り合わせだと思います。

――サニブラウン選手が男子100メートルで決勝に進出する可能性はあるのでしょうか?
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ビジネスとユーザーを有意的な形で結びつける、“コンテキスト思考”のコンテンツマーケティングを提供するプロフェッショナル集団。“コンテンツ傾倒”によって情報が氾濫し、差別化不全が顕在化している昨今において、コンテンツの背景にあるストーリーやメッセージ、コンセプトを重視。前後関係や文脈を意味するコンテキストを意識したコンテンツの提供に本質的な価値を見いだしている。

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