連載:プロ野球・スポーツナビ週間MVP

プロ野球・スポナビ週間MVPに広島・西川、西武・山川ら(3/25〜4/3)

データスタジアム株式会社

阪神戦9回1死満塁、サヨナラの逆転2点打を放ち、一塁へ走る西川 【写真は共同】

 スポーツナビでは2022シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。データスタジアム社提供の「WPA(Win Probability Added)」という指標(=その選手がどれだけチームの勝利確率を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
 セ・リーグの野手では劇的な逆転サヨナラ打を放った西川龍馬(広島)が、パ・リーグでは開幕カードから打棒を爆発させた山川穂高(西武)がトップに輝いた。

 セ・リーグの投手では濱口遥大(DeNA)がロースコアゲームで快投を披露。一方のパ・リーグは千賀滉大(ソフトバンク)、山本由伸(オリックス)といったエースが開幕からエンジン全開だ。

勝負強さが光った2人の1番打者

【データ提供:データスタジアム】

1位 西川 龍馬(広島)
 劣勢をはね返した広島のリードオフマンが先週のセ・リーグ野手1位に輝いた。3月27日のDeNA戦では、1点を追う9回に2死満塁から走者一掃の適時三塁打を放って逆転勝利に貢献。29日の阪神戦でも1点ビハインドで迎えた9回に2点適時打をマークし、チームを劇的なサヨナラ勝利に導いた。

2位 大島 洋平(中日)
 中日のヒットメーカーが2位にランクイン。4月2日の広島戦では、1点を追う6回にソロを放つと、再び1点ビハインドとなって迎えた延長12回には同点の適時三塁打をマーク。2度にわたる同点打でチームのサヨナラ勝利に貢献した。プロ13年目を迎える今季も巧みなバットコントロールは健在だ。

3位 サンタナ(ヤクルト)
 3月25日の開幕戦で2打席連続本塁打を放つと、26日には先制の2点適時打、27日には先制ソロをマーク。阪神との3連戦で打率.462、3本塁打、8打点の活躍を披露し、チームを開幕3連勝に導いた。来日2年目を迎えた燕の助っ人が早速バットで存在感を見せつけた。

開幕からアーチを量産した山川がトップ

【データ提供:データスタジアム】

1位 山川 穂高(西武)
 開幕から5試合で4本塁打を含む18打数8安打をマークし、9打点を挙げる大活躍。3月29日の日本ハム戦では上沢から2本のアーチを放ち、チームの4連勝に大きく貢献した。ただ、30日の日本ハム戦で走塁時に右足を痛めて戦線から離脱。再び主砲として打線をけん引するべく、早期の一軍復帰が望まれる。

2位 島内 宏明(楽天)
 昨季の打点王が早速のランクイン。 3月30日のオリックス戦では初回に先制の適時二塁打を放つなど、3安打3打点の活躍でチームを3連勝に導いた。ここまではすべての試合で4番打者として起用されており、今週も勝負強いバッティングを披露できるか注目だ。

3位 佐藤 都志也(ロッテ)
 3年目の今季はここまで主に5番・ファーストとしてスタメン出場。4月1日の西武戦でサヨナラ犠飛を放つと、翌日の同カードでも2安打1打点の活躍で勝利に貢献した。3日の試合では自身初めて4番打者を務めるなど、持ち前の打棒を生かしたアピールが続いている。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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