パ・リーグ ルーキー即戦力度ランキング 4球団競合の隅田知一郎を抑えての1位は
7位:椋木蓮(東北福祉大→オリックス1位/投手)
2月中旬に左脇腹の筋損傷で離脱したが、コンディションが戻ればリリーフ陣の一角に食い込める逸材だ。最速154キロのストレートは制球も安定 【写真は共同】
コンスタントに150キロを超えるスピードボールに注目が集まるが、高い制球力を備えているのも大きな魅力。キャンプ終盤に脇腹を痛めて戦列を離れたため、ここでは低めの評価としたが、体調さえ万全ならリリーフ陣の一角として存分に働けるだろう。
6位:長谷川威展(金沢学院大→日本ハム6位/投手)
サイド気味の独特なフォームが、DeNAのエスコバーを彷彿とさせる日本ハムの長谷川威展。武器のスライダーは変化の大きさにバリエーションが 【写真は共同】
ボールの出所が見づらいテイクバックの小さなフォームが特徴的で、サイド気味の腕の振りから繰り出すボールには独特の角度もある。最大の武器であるスライダーは、変化の大きさにバリエーションがあり、カウント球としても勝負球としても使える。また、スライダーと対になる小さく沈むチェンジアップも、とりわけ右打者に有効だ。チームに同じタイプの宮西尚生という良きお手本がいるのもプラス材料で、左のセットアッパーとして期待したい。
5位:渡部遼人(慶応大→オリックス4位/外野手)
オープン戦ではセールスポイントの守備や走塁はもちろん、打率3割台とバッティングでも猛アピール。リードオフマンとして開幕スタメンもあり得る 【写真は共同】
非力なバッティングが課題だったが、オープン戦を見るかぎり大学時代よりも強く振れており、打球の速さも出てきた。いきなりレギュラーとはいかなくても、足と守備で1軍の貴重な戦力になる可能性は高い。