セ・リーグ ルーキー即戦力度ランキング 1位にドラフト5位の本格派右腕
社会人での4年間でスケールアップを遂げ、広島から5位指名を受けた松本竜也。1年目からセットアッパー候補として期待がかかる即戦力だ 【西尾典文】
※リンク先は外部サイトの場合があります
ドラフトでは将来性やスケールを重視するケースも多く、実力者が意外に低い順位で指名されるというのはよくあること。そこで今回は、ドラフトの順位に関係なく、今年のルーキーで即戦力として期待できる選手をランキング形式で紹介したいと思う。第1回目はセ・リーグ編だ。
10位:鵜飼航丞(駒澤大→中日2位/外野手)
パワーが身上のスラッガーで、その長打力には目を見張るものがある。オープン戦では連続安打を記録すなど好調を維持。いきなり中軸を任される可能性も 【写真は共同】
また体重100キロながら脚力も備えており、外野も無難に守れる。1年目から打率を残すのは難しそうだが、昨シーズンは歴史的な貧打に苦しんだ中日のチーム事情もあり、ある程度は我慢して起用してもらえる可能性が高い。
9位:森翔平(三菱重工West→広島2位/投手)
3月8日の阪神戦でも0回1/3を7失点でKOと、オープン戦では結果が出ていない広島の森翔平だが、素材は申し分ない。ここから巻き返せるか 【写真は共同】
社会人でも1年目から先発として活躍。2年目の昨年はシーズンを通して安定した投球を見せ、12月の都市対抗でも結果を残した。バランスの良いフォームで、本格派左腕ながらコントロールも安定している。緩急の使い方も上手く、試合を作る能力は高い。オープン戦最初の登板は不本意な投球に終わったが、ここから首脳陣の信頼を勝ち取りたい。