バスケ日本代表のチアリーダーに直撃 クラブでディレクターも務めるMarinaさんのチアへの思い
エレガンスらしさを追求するテーマは「グレイス&ブリリアント」
撮影ポイントを作ることも演出には欠かせない 【写真提供=横浜エクセレンス】
立ち振る舞い、そして、距離感を大切にしています。
エレガンスという名前がついているからこそ、「手が届きそうで届かない」という距離感を作りたいと思っていて、女性のロールモデルになれるような、立ち振る舞いということを意識しています。
パフォーマンスに関しては、優雅、優美というのを前面に出したいので、華やかに、ダイナミックに、どう踊るか、ひとつひとつの動きだけでなく、その繋りなども意識し、研究し指導しています。
――今回の衣装は、どなたがどのように決められたのですか?
衣装は基本的にディレクターが決めてます。
プロチア協会の植村綾子さんにもご協力いただいて、イメージを固め、色から何から、全てデザインしてまとめて、最終的にチームに確認するという流れでした。
いくつか候補があったのですが、やはり横浜に移転して1年目というのもあったので、横浜のイメージを大事にしたいと思い、今回の衣装に決めました。
今までのカッコイイという印象からガラッと変わり、カワイイって思ってもらえるのを狙い、皆さんが「エレガンスを見に行くと良いよ!」とクチコミでも広がってもらえるような、プロデュースが出来たらいいなと思って仕上げました。
――パフォーマンスには、こだわっていることはありますか?
チアリーダーとしての「パフォーマンスは何か?」と考えたときに、可愛いのはもちろんですが、やっぱり、ポンポンを持っている意味、それが生かされないパフォーマンスだと意味がないな、と、チアの競技を単体で考えたときに思っていたことなんです。
チアとしての存在意義を考えたときに、「チアをやらないでどうする」と思い、チアダンスをベースに作成しているのが、結果、今のパフォーマンスになっているのかなと。
先日のハーフタイムパフォーマンスも、前半がジャズ、後半がポンダンスという構成してあるので、エレガンスだから作れるもので、エレガンスだからパフォーマンスできるものだと自信を持って作りました。
――チアリーダーとして、チアダンスをやる意義があるんですね?
代表活動に参加して、植村綾子さんや松田華衣さんに指導を受けて、チアリーダーはどういうものか、という事を再確認させてもらったところがあるんですが、チアリーダーをやるために、チアダンスにはこだわりをもってパフォーマンスを作りたいなと思っています。
――チアダンスとは、簡単にいうとしたら、どういうものを言うのですか?
例えば、ポンポンを持っていて、ポンポンの手先の強さを生かしたパフォーマンスです。
ポンポンが華やかにする道具になっているパフォーマンスではなくて、持っているポンポンを活かして、どれだけ感激を与えられるか、ダイナミックさを伝えられるか、というのがチアダンスであり、そのようなパフォーマンスをやるのが、チアリーダーの醍醐味(だいごみ)かなと思っています。