バスケ日本代表のチアリーダーに直撃 クラブでディレクターも務めるMarinaさんのチアへの思い
チームへの恩返し、エレガンスのディレクターへ
エレガンス時代のMarinaさん 【写真提供=横浜エクセレンス】
それが全然思っていなくて(笑)
一般社団法人プロフェッショナルチアリーディング協会(以下プロチア協会)が総合プロデュースをしています。そこで、協会のディレクターもされている植村綾子さんから、私に「エレガンスのディレクターをやってみない?」と声をかけていただいて。お話を伺って、「決まりました」という連絡があるまで、1週間ぐらいしかなかったと思います。
――ディレクターのお話を受けるにあたって、不安はありましたか?
不安はなかったです。今まで自分が経験してきたこと、学んだことはレベルが高かったですし、常日頃から、学んだことをアウトプットする努力をしていたので、それは自信につながってました。
また、スタッフのIchikaと一緒に作っているのが大きいと思います。
Ichikaとは、お互い競技チアや、Bリーグチアの経験があったり、結婚していたりと、感覚や目指している方向性が一緒で、AKATSUKI VENUS(R)で出会ってから1年くらいと短いですが、しっかり意見を言い合ったり、フォローしあうことができる関係です。
――Marinaさんがディレクターを受けた1番の理由は何でしょうか?
それは、「チームへの恩返し」ですね。
2年間ですけど、チアリーダーとして活動していた中で、多くのことを学び、経験を積めたからこそ、代表活動に参加できていると思っています。
お話があったとき、「チームへ恩返しができるのは今だ!」と思ったんです。
パフォーマンスにファンを虜にする秘策あり
向上心の塊のようなメンバーがそろっていて(笑)
「もっと成長したい!もっとレベルアップしたい!」という気持ちがすごくあるメンバーばかりです。
だからこそ、私も、その気持ちに応えたいし、もっと見応えのあるチアに成長させてあげたいという思いで活動しています。
――パフォーマンスにはテーマはありますか?
念頭に置いてるのは、今季から出来たチームイメージの「Grace&Brilliant(グレイス&ブリリアント)」です。分かりやすく表現すると、優雅な、優美なということをイメージしながら作成しています。その上で、1曲1曲に、それをベースに、今回は可愛いイメージで、とか、今回は大人な女性で、というイメージを加えて、深堀して作っています。
――魅せる!という点で、ファンの方が写真を撮って、SNSで魅力を発信するっていうことが多いと思います。撮られたり、見られたりということに、慣れてない人もいると思うんです。何かアドバイスなどはされますか?
もちろんです。実は、あえてパフォーマンスの最中に、撮ってもらうポイントも用意しているんです。
先日の第2クォーターのオフィシャルタイムアウト時には、フロアに寝そべってる姿を、「今撮ってね」ってやってもらうポイントにしていたりとか……。みんな、こちらの思惑通りに撮ってくれてましたね(笑)
――魅せることを意識して、そのようなポイントも作っているというのは驚きでした。
はい。次からは、皆さん、ここがポイントだな!って思いながら見てもらえると、楽しいと思います。