大八木監督の活にたむじょーも感激!? 箱根駅伝の名将と最強チームを語ろう

和田悟志
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20年3月20日、帝京大卒業を機にYouTubeチャンネルを開設したたむじょー。陸上の魅力を楽しく伝える彼の動画は中高生を中心に多くのファンの支持を集め、現在の登録者数は約74000人 【水上俊介】

 渡辺康幸を輩出した陸上の名門・市立船橋高出身。帝京大2年時、第94回(2018年)箱根駅伝で8区を走った経験を持つ、ランニング×コメディ系YouTuberたむじょー。大学を卒業した今も箱根駅伝に熱い思いを抱く彼が、箱根駅伝の名将と歴代最強チームを選んだ。「ということで、やっていきましょう!」

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たむじょーが選ぶ箱根駅伝の名将3選

3位:立教大 上野裕一郎監督

 上野監督は選手としても日本トップクラスの実績を誇る、レジェンドだと思います。僕は上野監督の積極的な走りが好きで、ずっと目標にしていました。

 そんな憧れの方に初めてお会いしたのが、今年7月にホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会に出場した時です。上野監督の方から「たむじょー君じゃん!」と声をかけてくれたのです。憧れの方に認知されていたとわかっただけでも嬉しかったのですが、話の流れで「今度、うちの練習来てよ」と誘われ、立教大の合宿に参加させてもらうことになりました。

 僕が感じた上野監督の凄さであり、武器だと思うことは、監督自身が走って選手を指導できることです。一緒に走ることで細かいところに気が付くことができるし、一緒に走るからこそできるアドバイスもあります。選手もそんな監督の指導なら納得して受け入れることができると思います。さらに、練習メニューの組み立ては長期的な視野に立っていて、その意図も明確。「なんとしても立教大を箱根駅伝に出場させたい」という思いがひしひしと伝わってきます。

 選手と年齢が近い上野監督は練習後に選手1人ひとりに声をかけるなど、コミュニケーションを大事にしています。時には冗談を交えることもあり、上野監督の人柄の良さを肌で感じました。そんな様子を見ていると、自然と応援したい気持ちが沸き上がってきました。立教大は第44回(1968年)大会を最後に箱根駅伝から長く遠ざかっていますが、上野監督ならやってくれそうという期待感があって、今後が楽しみです。
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著者プロフィール

1980年、福島県出身。大学在学中から箱根駅伝のテレビ中継に選手情報というポジションで携わる。その後、出版社勤務を経てフリーランスに。陸上競技やDOスポーツとしてのランニングを中心に取材・執筆をしている。

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