古沼貞雄氏と選ぶ帝京歴代ベストイレブン 司令塔はやはりあの元祖天才MF?
古沼貞雄氏と選ぶ帝京歴代ベストイレブン 【スポーツナビ】
100回大会も過去5大会で3度のベスト4を経験している矢板中央を後方からサポートする予定だという。そんな古沼氏と一緒に帝京の歴代ベストイレブンを選出した。
早稲田、前田、森山、松波とタレントが豊富なCF
77年度に2度目の優勝を果たした帝京。試合後に胴上げされたキャプテンの早稲田一男 【写真は共同】
ただ、早稲田の時代はまだプロがありませんでした。全盛期を考えれば83年度の優勝時のFW前田治(元横浜Fなど、元日本代表)の方が上かもしれません。前田は東海大で得点王(2部を含めると4年連続)になって、日本代表でW杯予選(90年イタリア大会)にも出ましたから。森山泰行(元名古屋など、元日本代表)も高校時代はケガが多かったですが、得点感覚には非凡なものがありました。その森山と同じ岐阜から帝京に来たのが、松波正信(元ガンバ大阪)でした。プロで長く活躍したことなどを考えるとFWの中央は松波に一日の長があるでしょう」
CFにタレントが揃(そろ)う帝京だが、古沼氏が選んだのは21年にガンバ大阪で監督を務めた松波。2年時の91年度には、7ゴールを挙げて6度目の優勝に貢献し、とくに小倉隆史擁する四日市中央工業(三重)との決勝でマークした2ゴールを覚えているサッカーファンも多いはずだ(試合は2-2で、帝京と四中工の両校優勝)。
「サイドは左に高橋貞洋(元フジタ工業、元日本代表)、右は田中達也(元浦和レッズなど、元日本代表)でしょうね。高橋は、早稲田とともに2度目の優勝に貢献した選手ですが、高校3年時には日本代表に招集されていました。ちょうど高橋が3年になった春に帝京は西ドイツに遠征したのですが、その直後に日本代表が西ドイツへ遠征する予定だったので、高橋を現地に残して帰ってきたことをよく覚えています。今では海外遠征も珍しくないですが、当時はまだ1ドル300円以上した時代。高校サッカー選手権の放送をしていた日本テレビのプロデューサーから『帝京は国内で無敵なんだから、海外に行ってはどうか』と提案され実現したのですが、体の大きさはもちろん、綺麗に芝が手入れされたグラウンドなどすべてが衝撃でした」
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