巨人ドラ2の山田龍聖。本拠地となる東京ドームでの好投に期待
【写真は共同】
今年急成長を遂げた高卒3年目の本格派サウスポー。高岡商では3年夏に出場した甲子園で春夏連覇を達成した大阪桐蔭に敗れたものの11奪三振、3失点と好投を見せて一躍注目を集めた。JR東日本では同期入社の伊藤将司(阪神)の存在もあって登板機会は少なかったが、伊藤の抜けた今年は春先から公式戦で好投。都市対抗予選ではエース格として5試合に登板するフル回転の活躍で、チームを本大会出場に導いた。テイクバックが小さく、ボールの出どころが見づらいフォームから投げ込む140キロ台後半のストレートは勢い十分。スライダーには課題が残るものの、チェンジアップのブレーキも鋭い。都市対抗予選後は疲れもあってかオープン戦での登板機会も少ないが、本大会では調子を上げて来季から本拠地となる東京ドームでの好投に期待したい。