連載:大学スポーツ界で輝くスター候補

【対談】早大・中川卓也×立大・山田健太 大阪桐蔭最強世代2人の現在・過去・未来

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早大の中川(左)と立大の山田(右)。大阪桐蔭時代に数々の栄冠を勝ち取った2人が、いよいよ大学ラストイヤーを迎える 【早稲田大学野球部】【立教大学野球部】

 春夏合わせて通算8回の甲子園優勝を誇る大阪桐蔭高校。この全国随一の強豪校の歴史のなかでも「最強」と評されるのが、2000年生まれの世代だ。2年生の春の選抜で優勝を飾り、3年生となった2018年には春夏連覇を達成。根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)らとともに、そのすべての優勝にレギュラーとして貢献したのが中川卓也と山田健太だ。

 高校卒業後、中川は早稲田大学、山田は立教大学に進学。ともにこの3年間、ハイレベルな東京六大学で揉まれ、着実に成長してきた。いずれも最終学年をキャプテンとして迎えることになる2人に、高校時代の話や大学最後の1年にかける思いを聞いた。

いつもチームの中心に卓也がいた

大阪桐蔭では両選手そろって4季連続で甲子園に出場。2年の春、3年の春夏と、チームの主力として3大会で全国制覇を成し遂げた 【写真:岡沢克郎/アフロ】

――2人で対談するのは初めてですか?

中川卓也&山田健太 初めてですね。

――お互いに対するイメージを教えてください。

中川卓也(以下、中川) 山田選手からお願いします。

山田健太(以下、山田) おれから? 卓也は野球に対してはめっちゃアツいけど、私生活はかわいいです。ちゃんと、メリハリがある。

中川 はははははは……。ケンは大阪桐蔭で最初会ったときの印象が「でかっ」って感じでした。野球は本当に一生懸命考えながらやるけど、私生活は「三男坊」って感じ。甘え上手で、かわいいですね。

山田 卓也も末っ子なので、系統が一緒です。

――まずは高校時代のことから聞いていきます。大阪桐蔭の中で、それぞれどんな存在でしたか?
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著者プロフィール

朝日新聞東京本社スポーツ部記者。2005年に朝日新聞入社後は2年半の地方勤務を経て、08年からスポーツ部。以来、主にプロ野球、アマチュア野球を中心に取材をしている。現在は体操担当も兼務。1982年生まれ、富山県高岡市出身。自身も大学まで野球経験あり。ポジションは捕手。

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