名将から多くを学んだ、ローズの大学時代 失意のNCAAファイナルから得た教訓
第4回
そこで僕の中では三つのGが鍵になった。女(Girls)、体育館(Gym)、試合(Games)。これを念頭におけば問題は避けられる。そもそもあまり出かけたりするタイプじゃないんだけどね。だからこそ、のちにメディアでそういう風に叩かれるのは変な感じだった。一番辛かったのは、世間が僕の名前を叩きまくっているときに、家族といることだった。家族は僕がどういう人間なのか分かっている。僕がアグレッシブなタイプではないということも。そこで僕が徹底的に批判されているのを見て、彼らも傷ついていた。誰もそういうことは考慮しない。シカゴで怒りが出てしまったのもそれが理由だと思う。自分自身の弁護だけではなく、家族も守らないといけないという気持ちにさせられたのは、納得がいかなかった。
メンフィス大に話を戻すと、あれは本当に特別な時間、特別なシーズンだった。出だしから26勝0敗で全米一位になったんだ。小さな学校で、誰も予想していない中で、我々は圧倒的だった。ビッグゲームでも勝つことができていた。ニューヨークではOJ・メイヨ相手に延長の末に勝利した。とにかく覚えているのは、チームの調子がとても良かったことだ。プレイする全ての試合で負ける気がしなかったし、カルがチームを完璧に指揮していると感じていた。
カルは選手たちのモチベーションを上げることに長けていて、選手のみんなはお金が大好きだということを知っていた。だから試合を通してカルは「チャリーン、チャリーン!」と叫んでいた。僕のドラフト順位やロッタリーに関して言えば、トーナメント(NCAA男子バスケットボールトーナメント)でもし決勝戦までに負けていたら、僕は全体一位になっていなかったと思っている。おそらくマイケル・ビーズリーが一位になっていただろう。でもトーナメントに辿り着いてから、カルはさらに僕のモチベーションを上げてきたんだ。
トーナメント開始前に、彼は僕を部屋に呼んだ。僕がどう感じているかとか、普通の会話をしていたと思ったら突然、「いいか、君がいつも通りのプレイをしてくれないと勝てるチャンスは無い」と言ってきたんだ。
つまり彼が言いたかったのは、AAU(高校時代に所属していたアマチュアスポーツだんたフィス大に話を戻すと、あれは本当に特別な時間、特別なシーズンだった。出だしから26勝0敗で全米一位になったんだ。小さな学校で、誰も予想していない中で、我々は圧倒的だった。ビッグゲームでも勝つことができていた。ニューヨークではOJ・メイヨ相手に延長の末に勝利した。とにかく覚えているのは、チームの調子がとても良かったことだ。プレイする全ての試合で負ける気がしなかったし、カルがチームを完璧に指揮していると感じていた。
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